大阪へのラストランとなるサンダーバードをホームで見送る関係者=石川県七尾市の和倉温泉駅で2024年3月15日午前10時13分、阿部弘賢撮影 北陸新幹線の金沢―敦賀(福井県敦賀市)間の延伸開業を翌日に控えた15日、石川県七尾市の和倉温泉駅では、大阪行きの特急サンダーバードのラストランを記念するセレモニーがあった。開業に伴い敦賀以東で運行をやめるためで、全国から集まった鉄道ファンが列車との別れを惜しむ中、地元の観光関係者らが乗務員に花束を手渡し、和倉温泉への長年の貢献に感謝した。 列車がゆっくりと動き出した午前10時14分。JR西日本の職員らがホームで「ありがとうサンダーバード」と書かれた横断幕を掲げ、茶谷義隆市長らが手を振って見送った。JR西によると、6両編成の特急の指定席は満席。この列車に乗るためだけに和倉温泉まで来たという乗客も多く、ホームなどに飾られたヘッドマークを撮影したりしていた。