八戸市根城9丁目の福祉施設「柿の木苑」にある国鉄時代の「583系」食堂車が17日夜、移送先の千葉県いすみ市に向け出発した。大型トレーラーに載せられ、数日をかけて陸路で同市の鉄道テーマパーク「ポッポの丘」へ運ばれる。 食堂車は1972年製造。解体の危機にあった希少な「サシ581形食堂車」を未来へ残そうと、「583系食堂車保存会」(梅原健一会長)が昨年6~8月にクラウドファンディングで寄付を募り、移送費用として1264人から計2082万3千円を集めていた。
保存作業が進められている旧南部鉄道のディーゼル機関車「DC351」の車体を塗装するイベントが3日、車両の設置場所である五戸町のごのへ郷土館で行われた。参加した町内の親子12組29人が、昨年4月に帰還した時と同じ朱色に塗り直す作業を行い、かつて五戸町内を走っていた車両への愛着を深めた。 DC351の保存については、展示施設が建設中で12月完成の予定。車体の外装もさびが目立っていたため、並行して塗装工事が行われており、白色のさび止めが塗られたところまで進んでいる。今回のイベントは、作業の一部を町民に体験してもらおうと町が主催した。 参加した親子は、田守建装(同町)の田守洋介社長から作業の説明を受けた後、足場を上り、車体に朱色のペンキをローラーで丁寧に塗っていた。この日は、車体の両脇の塗装が完了した。 イベント終了後、塗装が施されたDC351の車体を眺める参加者。奥は12月完成予定の展示施設 三
五戸町豊間内のごのへ郷土館に設置されている旧南部鉄道のディーゼル機関車「DC351」が19日、展示施設の本格着工に向けて重機に引かれてレール上を移動した。レール上での移動は昨年4月に同町へ帰還してから初めて。関係者らが作業を見守り、12月の展示施設の完成に向けて期待を膨らませた。 南部鉄道は1968年に発生した十勝沖地震の影響で廃線となった。DC351は被災を免れた、現存する唯一の車両で、防災教育のシンボルとしても注目される。保管先だった京都府からの帰還時は車体を重機で持ち上げ、レール上に設置されており、それ以降は動かしていなかった。 町や展示施設の施工業者ら約20人が見守る中、35トンの車体は重機でけん引され、ゆっくりと25メートル移動。車輪周辺の腐食などが心配されたが、問題なく動くことが確認された。 展示施設は20日から本格着工する予定。実際の駅舎をイメージしており、車体の横にプラット
吉田屋とWAGYUMAFIAがコラボレーションして作った駅弁「WAGYUMAFIA ULTRA BENTO」(吉田屋提供) 八戸市の弁当製造・販売の「吉田屋」は12日から、実業家の堀江貴文さんらが手がける会員制和牛専門店「WAGYUMAFIA」とコラボレーションした駅弁「WAGYUMAFIA ULTRA BENTO」を販売する。税込み5500円で首都圏や関西の4駅で販売する。 クリーミーな味付けウニやイクラ、キャビアなどがちりばめられた下に、宮崎県の尾崎牛や兵庫県の神戸牛のしぐれ煮が詰まっている。海鮮の食感と和牛のおいしさが楽しめる商品となっている。 吉田屋の吉田広城社長は「日本を代表する駅弁を作ってみたいという思いがあった。ぜいたくで素材にこだわって本当においしい物ができた」とPRする。 東京、品川、京都、新大阪の各駅JR東海パッセンジャーズのデリカステーションで購入できる。
五戸町は、同町豊間内のごのへ郷土館に設置している旧南部鉄道のディーゼル機関車「DC351」の展示施設の外観図を公表した。実際の駅舎をイメージし、車体の横にプラットホームを設置して屋根をかける。6月に着工し、年内の完成を目指す。 DC351は、1969年に廃線となった同鉄道で現存する唯一のディーゼル機関車。1956年に製造後、五戸駅―尻内駅間で約10年間運行され、67年に日本冶金工業に譲渡された。これにより、68年の十勝沖地震を免れ、退役後は加悦かやSL広場(京都府与謝野町)に展示。昨年4月に55年ぶりの帰還を果たした。 帰還後は鉄道愛好家が訪れたり、小中学生の社会科見学で使用されたりしてきたが、長期的な活用のため、車体の塗装修繕や展示施設の整備が必要となっていた。 展示施設は建築面積144平方メートル、高さ約7メートルの鉄骨造り平屋建て。車体と並行する形で長さ9・4メートル、幅5メートルの
七戸町笊田の旧南部縦貫鉄道七戸駅構内で4、5日、ゴールデンウイークの恒例イベント「レールバスとあそぼう2023」が開かれた。青森県内外から訪れた家族連れや愛好家が、レトロな車両を写真に収めたり、体験乗車を楽しんだりした。 「南部縦貫レールバ.....
七戸町笊田の南部縦貫鉄道旧七戸駅構内で4日、レールバスの特別展示会が始まった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催は3年ぶり。家族連れや愛好家が車両の観賞や撮影を楽しんだ。5日まで。 イベントは町と、車両の保存活動などを担う南部縦貫レールバス愛好会(同町)が主催。レールバスはかつて七戸―野辺地間を運行した同鉄道の車両で、廃線後も全国の鉄道ファンらの人気を集める。 4日は町内外から約140人の愛好家らが訪れ、熱心に車両を撮影したり、車内を見たりした。同会の星野正博代表は「コロナ禍でほとんど宣伝しなかったが、車両を出庫する際、既に30人ほどが来てくれてうれしかった。今後は状況を見ながら、少しずつイベントも開催したい」と話した。 5日は午前10時から午後4時まで、レールバスの車両展示と車内公開を行う。午後1時10~30分、同3時半ごろにはデモ走行を実施する。入場無料。 ………………………………
JR奥羽本線や青い森鉄道線などのターミナル駅として、県都の玄関口となっている青森駅で、今年1月から改札内にトイレがない状態が続いている。東西自由通路の建設工事のため、各ホームにつながる跨線(こせん)橋にあったトイレが撤去されたため。青森市とJR東日本は、新たな駅庁舎が完成する2020年度末ごろまで現状が続くとしており、利用者からは「不便だ」といった声が上がっている。 市によると、自由通路は、線路で分断されている駅東西の市街地を結び、往来を容易にすることなどを目的に、現在の駅構内に設置する。改札内のトイレは工事の支障となるため撤去したという。 週2回程度、駅を利用するという青森明の星高1年の澤村春南さん(16)は「急いでいる時などは不便」と話す。市内に住む主婦(67)は「工事は知っていたのでトイレの閉鎖は仕方がないが、分からない人は困るだろう」と周知の徹底を求めた。 市からの委託で施工するJ
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