ローランドと太鼓芸能集団「鼓童」は7月18日、「電子和太鼓」の最新試作機を発表した。2017年8月に発表したものに比べて大幅な軽量化とワイヤレス化を実現。演奏者が舞台上で自由に動けるという。 電子和太鼓は、ローランドと鼓童が2020年の製品化を目指して共同開発している電子楽器。電子和太鼓をたたくと、打面やフチ(打面の外周部)のセンサーが振動を検知し、外付けの音源部から音を出す仕組み。ローランドが電子ドラムの開発で培った技術を用い、和太鼓のデザインや構造をベースに設計した。 新しい試作機は、打面の小型化や構造の改良により30%の軽量化を実現。これまでケーブル接続だった本体と音源部をワイヤレス化し、電池駆動にも対応したことで演奏者は自由に動き回れるようになったという。 最新版の試作機は、8月17日から19日まで新潟県佐渡市で開催される国際文化交流フェスティバル「アース・セレブレーション 201