『転換期を生きるきみたちへ』の読者である都内の公立中学の先生から晶文社の安藤さんのところにこんな手紙が来たそうです。 考えさせられる内容でしたので、ご紹介します。 「安藤さまが担当された『転換期を生きるきみたちへ』を購入して、拝読しました。どの文章も大変素晴らしく、大人にとっても勉強になる内容でした。(…) そこで早速、本校の図書館にも購入しました。しかしながら、借りる生徒がいません。これでは宝の持ち腐れだと思ったので、生徒会長、生徒会役員、学級委員の三名の男子生徒(全員二年生)に順番に読んでもらいました。彼ら全員の感想は共通しており、『難しすぎる』というものでした。彼らは決して勉強ができない生徒ではありません。成績は上位の生徒たちです。その生徒たちが『難しすぎる』と言っているのです。内田先生はまえがきの中で『理解できなくても、共感できなくても、別に僕はいいです』と書かれていますが、それで