2号機“炉心溶けた可能性” 3月14日 20時49分 福島第一原子力発電所2号機で、原子炉の水位が急激に下がって、一時、燃料棒がすべて露出した可能性のあることが分かり、東京電力では「炉心が溶けた可能性も否定できない」としています。経済産業省の原子力安全・保安院によりますと、その後、海水が徐々に入り始めたということで、燃料が溶けるのを防ぐため海水の注入作業を急いでいます。 福島第一原発2号機では、原子炉を冷却するすべての機能が失われたとして、14日午後1時半すぎ、国に対し、法律に基づいて「緊急事態」を知らせる、いわゆる「15条通報」を行いました。その後、原子炉の水位が急激に下がり、14日午後5時すぎ、核燃料が水面から80センチまで露出したということです。このため、午後6時20分から原子炉に海水を入れる作業を始めましたが、海水が入っていることが確認できず、原子炉の中にある燃料棒が、一時、すべて