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ブックマーク / www.ne.jp (5)

  • コルイマの陣営

    鹿島拾市 ナチスの弾圧を逃れて、多くのドイツ人共産主義者がソ連に亡命した。だが当初は英雄として迎えられた彼らは、その数年後には「社会的危険分子」として、あるいはこともあろうに「ファシストのスパイ」として、強制収容所に送られていったのである。 一九三九年八月、独ソ不可侵条約が電撃的に結ばれ、スターリンと独外相リッペントロープがモスクワで固い握手を交わす。ロシア図書館からは反ファシズムのが姿を消し、かわりにナチスドイツの出版物が並べられるようになった。 マルガレーテ・ノイマンは、カザフ共和国のカラガンダ収容所に入れられていたが、この時モスクワの監獄に呼び戻され、GPU将校の礼儀正しい面接を受けた。将校は尋ねる。「外国にご親戚はいますか」。ノイマンは、パリに姉がいること、フランスのビザを持っていることなどを勢い込んで訴えたが、将校はこれをさえぎって言った。「いや、そうじゃないんです。ドイツ

  • サミール・アミン 『マンスリー・レビュー』 2003年10月号論文 翻訳:脇浜義明 - 世界貧困化と資本蓄積(前編)

    貧困撲滅とまではいかなくても、その規模を縮小しようという談話は、今や世界のトレンドとなっているようだ。しかしそれは19世紀的慈善談話で、 貧困を生み出すメカニズムを理解しようとしないものだ。今や科学テクノロジーの発達のおかげで、貧困撲滅は可能であるのに。 ◆資主義と新農業問題 近代以前の社会はすべて農業社会であった。その生産が様々な個別制度や考え方などの制約下にあったが、投下資に対する最大リターンというような資主義市場を支配する制約はなかった。 近代資主義制農業―大規模で豊かな家族制農業と農業関連企業の両方を含む―が今、第三世界の小農による農業生産に大攻勢をかけている。このゴーサインは2001年11月カタールのドーハで開催されたWTO(世界貿易機構)で出た。大攻勢の犠牲者は多く、そのほとんどは、人類の半分を構成する第三世界の小農である。 投下資に対する最大リターン原則に支配

  • 北方領土問題

    北方領土問題 日政府とは無関係な北方領土問題の解説です。 情報はすべて日国内から収集しているので、ほとんどすべて、日国内の北方領土認識の説明です。一部にソ連・ロシアの主張の紹介が有ります。 北方領土問題の解説の多くは日政府の政治的立場を宣伝しているものです。しかし、ここでは日政府の政治的立場に反するかもしれない北方領土問題関連情報も、真実で有るならば、遠慮なく掲載しています。ただし、情報はすべて日国内から収集しているので、基的には日国に都合の良い北方領土の話が圧倒的に多くなっています。 北方領土問題は戦後60年のながきに渡っているので、かつて都合が良かった北方領土問題の説明が今では都合悪くなった場合もありますが、気にしないで書いています。 詳しい北方領土問題の話  入口 やさしい北方領土問題の話  入口 ここは、小学生にもわかるよう、やさしい解説をこころがけて作成しました。

  • 最初の核兵器

    第九集 「最初の核兵器」は、下記文献の日語訳です: Section 8.0 The First Nuclear Weapons Version 2.17: 1 August 2002 http://www-ing.rau.ac.za/ Copyright: Carey Sublette careysub@earthling.net 緒 言 書は、最初に開発され実験された核分裂及び核融合爆弾について記述する。そのポイントは三つある。第一にこれらの発明は、歴史的及び一般的に多くの関心を集めている。最初ということは、何事も特別な注目を浴びるものである。第二にこれらの発明は基設計の原型の典型であり、その後の発明よりもっと多くの情報が得られる。第三にこれらの発明をするに必要な努力と技術は、他者が極めて容易に初歩的な核兵器を創り出せるということを示している。

  • プルトニウム

    1995年末までに全世界でプルトニウム1,270トンが生産され、兵器用に257トンが残りは民生電力生産の副産物として産まれた。最近の全世界核電力企業の急速な成長により、核反応炉級ウランは、汎用事業に於いて現在のところ年間75トンのペースで生成されている。今まで、汎用のプルトニウムの約210トンが核燃料(及び勿論、軍用プルトニウムも総て)から分離されてきた。再処理により年間約18トンが生産されている(処理に携わっているのは英国、フランス、ロシア、日、及びインドのみ)。 プルトニウムは核兵器以外に、汎用電力源として潜在的な需要がある。現在、日だけがプルトニウムを電力に用いる計画を持っている。プルトニウムは今後数十年間幾つかの理由により、経済的にウランと競争できるようにはならない。核反応炉燃料からプルトニウムを抽出するための再処理コストは、低濃度濃縮ウランの一般の商業コストより高価になる。

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