一人語り | 00:06 | シュッポシュッポと新しい出会いが日本中を席巻するころ、私は出会いの結果として存在する別れを体験しておりました。本エントリーが僕なりの大阪・京都夏の陣参加法です。よろしくー! 慣れ親しんだ研究所で過ごす最後の朝。これでもかと言うほど、いつもどーり。碁盤のように区画された町並み、海から吹き付ける風、毎朝飼い主を散歩させているチワワ、教会の微妙に音程のズレた鐘の音。 別にいつもと何も変わらない日々のありふれた一日だと思っていた。 みんなにサヨナラを言うまでは。面白いことに、自分がコミットして来た研究プロジェクトは違っていた。だいぶ前から終わりが来ることはそれなりに分かっていた。なぜなら、1つ1つの実験の終了作業を確認するたびに、より具体的な形で終わりが近づいていることを理解していっていたから。おかしな話である。自分のプロジェクトが終了すれば、自分の居場所なんてこの研