大分初Vで結実!東大卒・溝畑社長の献身…ナビスコ杯 優勝の記念撮影する大分イレブンの前を、チームフラッグを体に巻いた金崎が横切り笑いを誘った ◆ヤマザキナビスコカップ ▽決勝 大分2―0清水(1日、国立競技場) 大分が2―0で清水に快勝し、初優勝を果たした。 背負った十字架を下ろせる時がきた。“脱・キャリア社長”として奮闘した15年間の結晶。溝畑宏社長(48)が、万感の思いで国立を舞った。「大分にかかわった、すべての人の思いを持って勝つことができた」東大法学部から自治省へ入省。転機は1994年だった。 2002年日韓W杯の誘致活動に伴い、大分県企画部次長として赴任。サッカー経験はなかったが、「自治省の仕事は地方を元気にすること。サッカーを通して、大分を活性化させるんや」と大分トリニティを創部。ゼロからのスタート。練習グラウンド、事務所もない。資金集めに奔走し、自身も営業活動に繰り出した。1