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前回はイノベーションを起こすには、結局「何をやりたいのか」というコンセプトの重要性について考えてみました。 「コンセプトのイノベーション」を実現するには、リーダーシップの存在が欠かせません。イノベーションとリーダーシップの密接な関係性を考えるにあたって、まず日本企業がコンセプトというものをどう捉えているかを考えてみたいと思います。 新しいことを始める時、過去に事例はない 私が日本企業の人たちと話をしている時に感じるのは、コンセプトというものがまったくウケないということです。「コンセプトはこうだ」と言ってもなかなか理解されず、すぐに「それよりも、事例をください」と言われます。 昔から日本では、「具体的な事例を見せてほしい」という言い方が好まれてきました。ところが欧米の企業ではまったく事情が違います。日本と違って「コンセプトは何か」を重視するのです。もちろん事例があればいいですが、事例よりもま
第88回 柏崎原発、褒めるべき点・反省すべき点 経営コンサルタント 大前 研一氏 2007年8月1日 今年(2007年)7月16日、新潟、長野で震度6強の地震が起こった。新潟県中越沖地震である。被災家屋は8000棟を超え、まだまだ復旧には時間がかかる見通しだ。 このニュースを注意深く見ている人なら、一つ気づくことがあると思う。「マグニチュード6.8だって? 被害の割に大型の地震ではないな」と。そう、マグニチュードだけに注目すると、この地震は日本にあっては飛びぬけて大きなものとは言えない。今回の地震の特徴は、その規模の割に被害が甚大だった点にある。 地震の発生場所に大きな活断層があった。活断層とは、いってみれば常に地震を起こすためのエネルギーが貯えられている場所である。しかも「悪いことに」と言うべきか、その活断層の上には柏崎刈羽原子力発電所があった。同発電所もまた想定外の被害を被ったた
ビジネスマンのスキルを高めるための連載講座のコーナー。新入社員向けからより上級のコースまで。講座で身に付くスキルや目的などを理解して、自分に必要な講座を選択しよう。 安河内哲也のTOEIC活用英語力アップ術 第5回 TOEICリスニング問題〜解答の鉄則(5/11) 第4回 「話す」「書く」能力が分かるTOEIC SWテスト(4/27) 第3回 初心者のリスニングは精聴で!(4/20) 仕事と投資に役立つ会計ABC 第5回 “副業”が企業の勝敗を左右する!?(5/10) 第4回 利益の「ねじれ現象」に気をつけよ!(4/26) 第3回 価格は二重人格、「裏の顔」に注目すべし!(4/19) 意外に簡単!はじめてのタイムマネジメント 第6回 仕事の「先延ばし」を防ぐコツとは?(5/14) 第5回 “バタ男”になっていませんか? 〜脱却の秘訣は仕事の平準化(5/7) 第4回 失敗しやすい「タスク」を
宮沢先生の思い出〜前代未聞、倒閣した細川首相に引き継ぎ (田中 秀征=福山大学教授) 宮沢喜一元首相が亡くなった。“不肖の弟子”として、思い出を書いてみたい。 亡くなった日、細川護熙元首相から電話が来て思い出話をした。細川さんは、宮沢内閣にとって代わった存在だが、宮沢先生をことのほか尊敬している。今度も、「経済、外交、安全保障などすべての点で私と考え方が同じ」と言っていた。 「いちばん印象に残っているのは、やはり、細川内閣発足直後の宮沢・細川会談」だという。 私もこのときのことを鮮明に覚えている。 首相に引き継ぎはない、だが、クリントン大統領との会談内容をすべて語った 細川内閣の発足は、1993年8月9日。軽井沢での2人の会談は8月17日。内閣ができて10日足らずの日であった。 私はこの会談に仲介役のような形で同席した。そして、あらためて宮沢先生のすごさを認識させられた。
景気対策の柱の一つとして、3月28日から高速道路料金引き下げが始まった。今後約2年間にわたって実施されるものだ。その目玉商品とされるのは、「休日の乗用車は、どこまで行っても1000円」という点だろう。もっとも、ニュースではその点ばかりを報道しているから気がつかないかもしれないが、実は今回の割引はもっと広範囲に及んでいる。 本当に影響が大きいのは、平日の料金体系だろう。当然ながら、休日よりも平日のほうが日数は多い。では、地方部の平日割引の内容がどうなっているかというと、その内容は実に複雑怪奇なのである。 0時~4時 5割引(深夜割引) 4時~6時 3割引(平日夜間割引) 6時~9時 5割引(通勤割引) 9時~17時 3割引(平日昼間割引) 17時~20時 5割引(通勤割引) 20時~24時 3割引(平日夜間割引) おそらく、どこかの交通経済学者が助言をして、「こう
政治は一寸先が闇というが、このところの出来事は、まさにその言葉を地でいっているようだ。あまりの変化の早さに、今から1カ月たらず前の2月12日、小泉元総理が「怒るというより、笑っちゃうくらい、ただただ呆れている」と、麻生総理の郵政民営化見直し発言を痛烈に批判したのは、はるか昔の出来事のようにも思われる。 しかし、郵政民営化に関しては、現在の政局とは別に、どこかではっきりと総括しなければいけないとわたしは考える。これは国民の大切な財産をどうするかという問題でもある。現在の民営化路線が本当によいのか、あるいは元に戻したほうがよいのか、それとも第三の道があるのか、国民にとってどの方法がもっとも有利なのかをじっくり検討するべきではないか。 そう考えて、前回に引き続き、郵政民営化について取り上げてみたいと思う。 小泉元総理の発言があった3カ月前、昨年11月に麻生総理がいきなり奇妙な発言をした。郵
第96回 保守派の論客、ラッシュ・リムボウを知っているか 国際問題評論家 古森 義久氏 2009年3月17日 米国の国政の場や大手マスコミに「ラッシュ・リムボウ」という人物の名が連日、しかもきわめて頻繁に登場するようになった。その発信地を探ると、ホワイトハウスにたどりつく。 ラッシュ・リムボウ氏といえば、米国のラジオ界の政治トークショー番組では長年、最高の聴取率を保つホストである。保守の超人気論客といってもよいだろう。だがそれでも民間の、しかもラジオが主舞台の一語り手である。そんな人物の名がなぜオバマ政権の高官たちからもしきりと口にされ、大手メディアでも連日、報じられるのか。その答えの背景には就任以来50数日を迎えたオバマ大統領が直面し始めた微妙な諸課題が複雑な影を投げている。 ラッシュ・リムボウ氏ほど米国では誰もが知りながら、日本では認知度の低い人物も珍しい。米国社会では政治に少し
定額給付金の評判が相変わらず悪い。 1月に行われた朝日新聞の世論調査では、「やめた方がよい」が63%に達し、「政府の方針どおり配った方がよい」の28%を大きく上回った。読売新聞の調査結果に至っては、「支給を取りやめて、雇用や社会保障など、ほかの目的に使うべきだ」が78%にものぼっている。8割近い圧倒多数の国民が反対しているわけだ。 世の評論家もまた、わたしの知る限りでは宮崎哲弥氏を除き、定額給付金は絶対にやめるべきだと口を揃える。あげくのはては、小泉純一郎元総理が「本当に3分の2を使ってでも成立させねばならないような法案とは思っていない」と述べ、衆議院での再可決に値しない法案だと決め付けた。 だが、本当に定額給付金はそれほど劣悪な政策なのだろうか。わたしはそうは思わない。確かに、麻生総理の言っていることは納得できない内容がほとんどなのだが、この一点についていえば理解できる。金額があま
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