[CEDEC 2013]海外で盛り上がる「ナラティブ」とは何だ? 明確に定義されてこなかった“ナラティブなゲーム”の正体を探るセッションをレポート ライター:徳岡正肇 CEDEC 2013の2日目,夕闇も押し迫った頃,「『ナラティブ』はここにある! 国産ゲームに見るナラティブとは?」と題されたセッションが開催された。GDC 2013では,ナラティブ・サミットが開かれるほど海外で大きな盛り上がりを見せている「ナラティブ(Narrative)」。だがこの耳慣れない言葉は,いったい何を意味しているのだろうか? スクウェア・エニックス テクノロジー推進部 ゲームデザインリサーチャーの簗瀨洋平氏と,モバイル&ゲームスタジオ取締役の遠藤雅伸氏が登壇した,贅沢な講演を紹介したい。 簗瀨洋平氏(手前)と遠藤雅伸氏(奥) 消えた「Best Writing Award」 そもそも,ナラティブとは何なのか。その
[CEDEC 2013]人間とは何か? アンドロイド研究から分かった“人間の存在感”とは 編集部:aueki 大阪大学特別教授 石黒 浩氏 CEDEC最終日の2013年8月23日,大阪大学特別教授 石黒 浩氏による「アンドロイド・ロボット開発を通した存在感の研究」という基調講演が行われた。 ロボット研究というと,ASIMOのような自立歩行型ロボットや産業用ロボットを想像する人が多いかもしれないが,石黒氏が行っているのはそれらとはまったく異なる「人間に近い」ロボット(アンドロイド)の研究だ。氏の開発による,人間に近い表情などを再現したシリコン製のロボットは,ニュースなどで取り上げられることも多いので,見たことがあるという人も多いだろう。 この講演では,そのような人間に似せたロボットの開発などを経て分かった,人間性や人間の存在感に関する氏の考えや取り組みが紹介された。本稿ではその内容をお届けし
NTTソフトウエア(東京都港区、山田伸一社長、03・5782・7000)が技術者育成を目的に2009年から始めた「ソフト道場」が社内を活性化する起爆剤となっている。専門的な技術を持つ社員が増えているほか道場を契機にこれまで誰も気付かなかった優れた技術を持つ社員を発掘する良い機会となっている。今後は看板技術者を増やし、レベルの高いソフトウエア集団として社外でのイメージアップを図りたい考えだ。(黄金崎元) 「講師もスタート時の10人から40人に増えて徒弟制度も完成し、ようやくうまく回り始めた」と感慨深げに語るのはソフト道場の橋本昌明館長。NTTソフトウエアは09年に技術者の後進育成を目的にソフト道場を開設した。橋本館長が中心となり、当時は講師10人でスタートし、最初の年は150人が参加した。12年度には同社の技術者の3分の2にあたる600人が参加し社内に道場の存在が浸透してきた。 今で
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