この連載も、ついに100回を迎えた。宇宙に関する研究は日進月歩で、確かに話題には事欠かないとは言え、それにしてもまぁ、足かけ10年、よく続いたものだと思う。天文学・宇宙科学の最前線に立つ立場から、そういった最新の話題を紹介できるのは私自身も嬉しいのだが、この間に起こった天文現象も数多く、皆さんも観察を楽しまれたのではなかろうか、とも思う。夜空を見上げるきっかけになっているとすれば、また幸いである。これだけ続けられたのも、まさに読者の皆さんの支持があってこそで、その点では深く感謝を申し上げたい。今後、しばらくは続けるつもりだが、いつまで続くかは神のみぞ知るところだ。 さて、今回は火星の話題。火星には、これまで水や生命の探査を主眼に多くの探査機が送り込まれてきた。その結果、数十億年前の火星には、現在よりも厚い大気があって、表面を海が覆っていたことが明らかにされている。まず、表面のあちこちに、過
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NASA(米航空宇宙局)のエンジニアにとって、火星は惑星サイズのハエトリグサだ。 約束された科学的発見を餌に私たちを惹きつけ、そこに降り立った瞬間、過酷な気候と重力が宇宙飛行士をとらえて離さない。 だが、それはあってはならないことだ。宇宙飛行士をもうひとつの星に置き去りにするためだけに、数十億ドルを投じることを世間は許さないだろう。NASAの火星探査計画において何よりも重要なパートは、間違いなく火星からの帰還である。(参考記事:「火星への有人飛行が意味するもの」、「MAVENに続け、各国の火星探査計画」) そのためにNASAが作ろうとしている宇宙船「マーズ・アセント・ビークル」(MAV:火星上昇機)は、手ごわい課題を抱えている。火星表面から上昇するための推進剤をあらかじめ満タンにしておくと、重すぎるために地球から打ち上げて火星に安全に着陸させることができないのだ。 代案として、MAVを宇宙
NASA(アメリカ航空宇宙局)が28日、会見で火星の地表に液状の水を発見したことを発表し、世界に衝撃が走った。その前日、火星にNASAの宇宙飛行士が1年間滞在する基地を設計、デザインするコンテスト(3D Printed Habutat Challenge、主催:NASA,America Makes)で日本人の建築家夫婦、曽野正之さん、曽野祐子さんを含むチーム8人が提出したデザインが1位に輝いた。 そのデザインの名は、「MARS ICE HOUSE(火星の氷の家)」。まさに、火星の水を使い、氷の壁で高度の放射線を防ぐという斬新なコンセプトだった。受賞から一夜明け、米国の主要な建築、科学・ITの業界紙などのメディアから取材が殺到している。
Credit: NASA/JPL/University of Arizona NASAが予告していた「火星に関する重大な科学的発見」の発表が、2015年9月28日(日本時間は29日)に行なわれました。会見内容は「現在の火星表面に液体の水が存在することが示唆された」というものでした。 NASA confirms evidence that liquid water flows on today’s Mars: NASA Ojha et al. (2015) Spectral evidence for hydrated salts in recurring slope lineae on Mars. Nature Geoscience ということで、私の予想がしっかりと当たりました。5年前のNASAの会見発表内容も的中させているので、二回連続的中。それでは、改めて今回の発見について見てみましょ
Welcome to Experience Curiosity Click the information button in the top right corner to get started. This application is best viewed in fullscreen, click the button to switch. To return to , click the button. Welcome to Experience Curiosity, a WebGL tool to learn about the Curiosity Rover and its adventures in the Pahrump Hills region of Gale Crater on Mars. Explore the highlights of the Pahrump H
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