2015/09/06 初出 2018/05/21 日本語版発売につき更新 火星で生きる (TEDブックス) として発売中 How We'll Live on Mars (TED Books) (English Edition) 作者: Stephen Petranek 発売日: 2015/07/07 "Das Marsprojekt" 第二次世界大戦終結から6年後の1951年、"Das Marsprojekt"(The Mars Project)というドイツ語で書かれた小冊子がアメリカで発行された。 作家レイ・ブラッドベリによる1950年作「火星年代記」と発表年はあまり変わらないが、こちらはSFではない。航空宇宙学者のWernher von Braunが、火星探査の方法について考察したものだった。米ソの宇宙開発競争が始まる以前の時代に、地球の軌道上に宇宙ステーションを建設しそこから再利用可
インサイト火星着陸探査機:火星の地震探査は惑星科学史でのマイルストーンとなるのか 来年、NASA インサイト科学チームは、探査史上初めて火星の表面下の「内部構造」の姿を我々に披露してくれるだろう。 Image Caption : 火星の内部構造を示すアーティストコンセプト。 最上層は地殻、その下にはマントルがあり、最も内側にコアがある。 Image Credit : NASA/JPL-Caltech NASA が岩石惑星火星の表面下を探査するために投入する初めてのロボット着陸機インサイトを送ることによって、素晴らしいプレゼントが我々に届く。地震探査を中心とした内部探査を意味する”InSight”は、火星の地殻、マントルおよびコアについて知見を得るために来月05月に地球を飛び立つ。 Mars in a Minute: Are There Quakes on Mars? 60秒にまとめた楽しい
太古の火星に海が存在したという仮説について、その問題点を解決できる新たなモデルが提唱された。火星の海はこれまでの推定よりも数億年早く形成され、水深も浅かった可能性がある。 【2018年3月26日 カリフォルニア大学バークレー校】 火星には太古の海に侵食されて作られたと考えられる海岸線のような地形がいくつも存在しており、かつて火星に海が存在した証拠だと考えられている。一方で現在の火星に存在する水の総量が少なすぎることから、海はなかったとする研究者もおり、海の存在に関する見解は分かれている。 火星の極地方には極冠という形で水の氷が少し存在しているが、これだけでは海と呼べるほど広い面積を覆うにはとても足りない。したがって、もし太古に海があったとすれば、その水は今では地下の永久凍土となっていて、残りは宇宙空間に散逸したことになる。しかし、現在の永久凍土に含まれる水の量と宇宙に逃げた水の推定量を合計
2008年に火星で水の存在を発見したフェニックス探査機は今、火星の砂に埋もれている。現在の姿をNASAが公開2018.02.28 12:3016,900 たもり 10年の残酷な時の流れを浮き彫りにするビフォーアフター比較GIF。 2008年に撮影された探査機フェニックスと、ほとんどが砂に埋もれてしまった2017年の姿。前者では左上に探査機(バックシェル)右下にパラシュートが見えますが、2017年の画像では消えています。RIP。 2008年に行われたミッションで氷を発見した探査機フェニックスは現在、火星の砂に埋もれています。つい先日、NASAが、その当時と現在のフェニックスの姿を比較したGIFを公開しました。このGIFの元となった2枚の画像は、NASAのマーズ・リコネッサンス・オービターに搭載された高解像度撮像装置(HiRISE)カメラによって撮影されたもの。1枚目は2008年に、2枚目は2
火星隕石とは 地球上で発見される隕石はさまざまな分析に提供され、その性質(化学的特徴など)ごとに分類分けされます。そのなかでも異質であったのが「SNC隕石」と呼ばれる隕石群でした。SNC隕石はシャーゴッタイト(Shergottite)、ナクライト(Nakhlite)、シャシナイト(Chassignite)という3つの隕石群の頭文字をとって名付けられました。その化学的特徴などから同じ天体を起源とするだろうと言われていました。 1970年前半までに見つかっていたSNC隕石は全部合わせて6個でした。これらの隕石の特筆すべき特徴は(1)2〜13億年という太陽系年齢と比較して極めて若い結晶化年代を持つこと、(2)わずかではあるけれども水質変性の証拠をもつこと、(3)磁鉄鉱を始めとする酸化的鉱物が存在すること、でした。これらの特徴から、SNC隕石の母天体上ではおよそ2億年前まで火成活動が起こっており、
火星の中緯度地方のあちこちにある浸食された崖では、地表から1~2メートルの深さに、青みがかった色をした層が帯状に見えている。スペクトルデータは、これらの層が氷でできていることを示している。(PHOTOGRAPH BY NASA, JPL-CALTECH, UNIVERSITY OF ARIZONA) 火星の中緯度地域のあちこちで、地表からわずか1~2メートルの深さに氷の層が見つかった。この氷は、火星の地質史を知る新たな情報となるだけでなく、将来火星に移住する人々の役に立つ可能性もある。 「この発見により、火星の氷に関する新しい窓が開かれたと言えます」と、氷の層の共同発見者である米国地質調査所の地質学者コリン・ダンダス氏は語る。 科学者たちは以前から、火星の地中には氷が閉じ込められていると推測していた。2002年、NASAの探査機マーズ・オデッセイは火星周回軌道から表面を詳しく調べ、高緯度地
火星の冬に撮影された雪や氷。米航空宇宙局(NASA)の火星周回探査機「マーズ・リコネサンス・オービター」が観測(2017年8月21日撮影、同24日提供、資料写真)。(c)AFP PHOTO / NASA 【1月12日 AFP】火星で地下氷河を発見したとの研究結果が11日、発表された。火星で入手可能な水の量とその位置について新たな示唆を与える成果だという。 米科学誌サイエンス(Science)に発表された論文は、火星上に氷が存在することは以前より知られていたが、氷の厚さと位置に関する理解を深めることは未来の有人探査に不可欠ととしている。 論文によると、火星表面の8か所で氷が浸食作用によって露出しており、そのうちの一部は表面から1メートルほどの浅いところから地下100メートル以上にまで達しているという。米地質調査所(USGS)の地質学者、コリン・デュンダス(Colin Dundas)氏は「この
Astronomy Picture of the Day Discover the cosmos! Each day a different image or photograph of our fascinating universe is featured, along with a brief explanation written by a professional astronomer. 2017 December 19 Explanation: Why is there a spiral around the North Pole of Mars? Each winter this pole develops a new outer layer about one meter thick composed of carbon dioxide frozen out of the
火星の土に似せたNASAの模擬土とミミズを使ってルッコラを栽培しているオランダの研究室。(PHOTOGRAPH BY WIEGER WAMELINK) 私たちの地球に生命が存在しているのは、様々な条件がそろっているからにほかならない。そのうちのひとつが土である。そこでは、豊富な養分や細菌、菌類が複雑に混じり合っており、植物の成長を助ける。対して、火星の土では生命が見つかっておらず、人体には毒となりうる物質が多く含まれることがわかっている。 人類の火星への移住を目指して競争が繰り広げられるなか、たどり着いてからどうやって生きるか、そして食べていくかが大きな課題となっている。火星で持続的に作物を育てることは可能だと科学者は考えているが、そのためにはまず火星の土壌を作り変えなければならない。オランダのワーヘニンゲン大学の生物学者であるビーガー・バーメリンク氏は、ミミズがそれを手伝ってくれるという
NASA proposes a magnetic shield to protect Mars' atmosphere by Matt Williams, Universe Today This week, NASA's Planetary Science Division (PSD) hosted a community workshop at their headquarters in Washington, DC. Known as the "Planetary Science Vision 2050 Workshop", this event ran from February 27th to March 1st, and saw scientists and researchers from all over the world descend on the capitol to
Access Mars lets you explore a 3D replica of the Martian surface, exactly as it was recorded by the Curiosity rover. As Curiosity has travelled across Mars, it’s taken digital photographs with two stereoscopic camera systems. By combining and analyzing these photographs, scientists at NASA JPL have created a 3D model used to study Mars and plan future experiments. For the first time, this same 3D
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く