国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2023年12月25日16:51(日本標準時)、小型月着陸実証機(SLIM)の月周回軌道投入に成功しましたので、お知らせします。 SLIMの月周回軌道は、周期約6.4時間、月に最も近いところ(近月点)では高度約600km、月から最も遠いところ(遠月点)では高度約4,000kmで、月の北極点と南極点を結ぶ楕円軌道となります。所定の計画通りの軌道変更を達成し、探査機の状態は正常です。 今後は2024年1月中旬までに遠月点を低下させ、高度約600kmの円軌道に軌道を調整したうえ、近月点を降下し、着陸開始への準備を開始します。1月19日に近月点を高度15kmまで低下のうえ、1月20日午前0:00頃(日本標準時)に着陸降下を開始し、同0:20頃(日本標準時)に月面着陸を予定しています。
大気分子が発光する「大気光」は、大気を持つ様々な惑星で観測されています。その中でもこれまで観測されていなかったものの1つとして、火星の夜側での可視光線領域の大気光があります。 リエージュ大学のJ.-C. Gérard氏などの研究チームは、ESA(欧州宇宙機関)とロスコスモスの火星探査機「TGO(トレース・ガス・オービター)」の観測データから、夜側では初めて可視光線領域の大気光を観測することに成功しました。大気光は酸素原子(原子状酸素)が酸素分子(O2)へと結合することによって放たれる緑色の光であり、場所によっては夜間に視認可能なほど明るいことが分かりました。 【▲図1: 今回観測された火星の大気光を地上から見た時の想像図。条件が良ければ、夜空が緑色に見えるほど明るいと推定されています(Credit: NASA, JPL-Caltech, Cornell University & Arizo
いつもお世話になっているPARCOさんから 「JAXAさんと、何かやりません?」 と、うれしいお誘いをいただきました。 そこで、わたしたちの生活に とーっても重要な役割を果たしているけど、 「地味で、激シブで、どマイナーな」 (JAXAさん曰くです) 「地球観測衛星」について、 特集を組ませていただくことにしました。 これまで、南米・仏領ギアナの 熱帯雨林のど真ん中から、 大型ロケット発射の生中継をしたり、 宇宙飛行士さんの話をうかがったりしてきた われわれ「ほぼ日」ですが、 「地味・激シブ・どマイナー」と言われる 地球観測衛星の話も、まったく同じく おもしろく、胸がワクワクするものでした。 全4本のインタビューに、途中、 アニメ「ガンダム」シリーズを手掛ける サンライズの小形尚弘プロデューサーと JAXAさんとの特別対談もあります! まずは「地球観測衛星の開発」篇から。 担当は「ほぼ日」
RABBIT:Risk Avoidance assist tool based on debris collision proBaBIliTy RABBITとは、CSpOCから提供される、スペースデブリ接近情報(CDM : Conjunction Data Message)を用いて、スペースデブリ衝突回避制御(DAM : Debris Avoidance Maneuver)計画立案を支援するツールです。 <注記> ユーザ登録の後にRABBIT Downloadページへ移行します。 <推奨動作環境> OS : Windows10 Installed memory (RAM) : 3.89GB System type : 64-bit Operating System 7GB以上の空き容量を要すること (MATLAB Runtime : 6.5GB, RABBIT : 200MB) <FAQ>
物理学の教科書でブラックホールを学ぶとき、最初に出会う驚きの記述のひとつは「事象の地平面の外から見ていると、ブラックホールに落下する物体の運動はだんだんと遅くなり、決してその地平面を過るところは見られない」というものではないでしょうか?しかしこの記述は時空への反作用を与えない仮想的なテスト粒子に対してだけ正しく、エネルギーをもつ現実の物体には正しくないのです。実際には、ある有限の時間でその物体がブラックホールに吸い込まれる場面が外部からも観測できます。 質量がMである球対称なブラックホール解は下記の数式で与えられています。(以下では重力定数をGとします。また光速度cは1にする単位系で書きます。) この動径座標rは、r=一定としたときの以下の球面面積A(r)で幾何学的に特徴づけられています。 つまりその球面面積を測れば、その場所の座標rの値が物理的にわかるのです。 図1このブラックホール時空
天の川銀河内の元素組成を再現するようなモデル計算により、46億年前に太陽系が誕生した場所は現在よりも天の川銀河の中心に近く、1万光年ほど内側だった可能性が示された。 【2023年11月21日 鹿児島大学】 太陽系の重元素の量は、太陽の周辺にある同じ年代の他の星々とは異なっている。天の川銀河の中心部と外側では元素の量に違いがあることと合わせると、太陽系はもともと46億年前に現在とは異なる環境の場所で生まれ、その後今の場所まで移動してきたのではないかと考えられている。 天の川銀河の想像図。現在の太陽系は、銀河の中心から約2万6000光年の距離に位置している(提供:加藤恒彦、4D2U Project、NAOJ、ALMA (ESO/NAOJ/NARO)) 星は質量の違いによって進化の速さが異なり、その進化過程で合成される元素の供給過程が大きく変わる。具体的には、酸素、マグネシウム、ケイ素の一部は太
衛星のあれこれを地図上に描画するには、三次元の地心座標系を経度緯度の地理座標系に直すためいろいろ工夫をしなければいけない。 SystemsToolKit[1]等を使えばそのあたりの苦労もなく描画できるが、JavaScript(TypeScript)で実現したいので必要な工夫点をひとつひとつ整理して自前実装していく。 直下点(Nadir) ある時刻における、衛星の位置の直下点の経度緯度を求める。 衛星の軌道の諸元はTwo Line Elements(TLE)から得る。 時刻と軌道から位置を求めるアルゴリズムはsgp4が有名だ。 さすがにsgp4をイチからコードに書き起こすのは大変なので、ここだけはライブラリを利用させてもらう。 今回はTypeScript対応もしているsatellite.jsを利用する。 import type { Position, } from "geojson"; im
Starship returned to integrated flight testing with its second launch from Starbase in Texas. While it didn’t happen in a lab or on a test stand, it was absolutely a test. What we did with this second flight will provide invaluable data to continue rapidly developing Starship. On November 18, 2023, Starship successfully lifted off at 7:02 a.m. CT from Starbase in Texas and achieved a number of ma
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