タグ

ブックマーク / news.mynavi.jp (98)

  • ウェットタオルで宇宙放射線の被ばく量を低減できる!? -放医研などが確認

    放射線医学総合研究所(放医研)は12月27日、宇宙滞在中の宇宙放射線による被ばく線量を低減するとして、ウェットタオルを用いた実験を国際宇宙ステーション(ISS)にてロシア人宇宙飛行士の協力のもと行った結果、40%近い低減効果を得ることが実証されたと発表した。 同成果は、放医研の小平聡研究基盤センター研究員ら、ロシア科学アカデミー生物医学問題研究所のVyacheslav Shurshakov研究部長ら、チェコ科学アカデミー原子核研究所のIva Ambrozova研究員らによるもの。詳細は宇宙科学専門誌「Advances in Space Research」オンライン版に掲載された。 宇宙は、太陽や銀河からやってくる重粒子線や中性子線、ガンマ線など多種多様の宇宙放射線が混在した複雑な放射線環境であり、宇宙空間で生活することは、そうした宇宙放射線に常にさらされることとなる。 ISSの活動領域では

    ウェットタオルで宇宙放射線の被ばく量を低減できる!? -放医研などが確認
  • 火星や地球の水の起源となったのは火星-木星軌道間の小惑星 - 東工大など

    東京工業大学(東工大)は11月12日、火星誕生時に火星内部に取り込まれた水(初生的)の高精度水素同位体分析を行ったことを発表した。 同研究は、同大 地球惑星科学専攻の臼井寛裕 助教、NASAジョンソン宇宙センターおよび米カーネギー研究所の研究者らによるもの。詳細は、学術誌「Earth and Planetary Science Letters」に掲載された。 火星は約30億年より古い地質体を中心に多くの流水地形が存在し、かつては表層に液体の水が存在しうるほど温暖で湿潤な惑星であったと考えられているが、現在までに生命の存在条件に支配的な影響を与える火星の海の水の起源や進化に関する統一した見解は得られていない。 今回の研究の結果、火星の初生的水の水素同位体は、地球のそれと同様の値を示し、地球と火星の水が互いに似通った太陽系小天体を起源とすることが判明したという。 また、火星や地球の水の起源とな

    火星や地球の水の起源となったのは火星-木星軌道間の小惑星 - 東工大など
  • 米Twitter、まとめページ機能「カスタム・タイムライン」を発表

    Twitterは11月12日(現地時間)、ユーザーがツイートを集めて独自のまとめページを作成できる「Custom timelines (カスタム・タイムライン)」を発表した。 カスタム・タイムラインは、Twitterユーザーがあるテーマやトピックに関するツイートをまとめて紹介するページになる。作成したタイムラインはTwitter.com下で独立したページとして公開できる。またTwitter for Websitesに対応しており、Webサイトに埋め込んで公開することも可能だ。すでにいくつかカスタム・タイムラインが公開されている。例えば、NBCの人気オーディション番組「The Voice」の司会を務めるCarson Daly氏は、番組で歌う出演者の声をまとめたカスタム・タイムラインを用意した。NSA盗聴問題についてレポーターや記者がTwitterで読者の質問に応じている英Guardianは

    米Twitter、まとめページ機能「カスタム・タイムライン」を発表
  • 水星の内側に灼熱巨大ガス惑星? - 名大、惑星形成の新物理機構の導出に成功

    名古屋大学(名大)は11月6日、多重惑星系の形成過程を模擬した最新のコンピュータシミュレーションを実行した結果、「ホットジュピター(灼熱巨大ガス惑星)」はその軌道の外側に形成された地球型惑星によってその軌道を内側に追いやられ、最終的には恒星と衝突して飲み込まれるというメカニズムがあることを発見してそのメカニズムを「クラウディングアウト(押し出し)」と命名し、そのメカニズムを惑星系形成理論に導入すると「ホットジュピター近傍での惑星欠乏」を自然に説明することが可能であることを示したと発表した。 成果は、名大大学院 理学研究科の荻原正博博士研究員、同・小林浩特任助教、同・犬塚修一郎教授らの研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、11月6日付けで天文学専門誌「Astrophysical Journal Letters」電子版に掲載された。 1995年の太陽系外惑星(系外惑星)の初発見以降、さまざ

    水星の内側に灼熱巨大ガス惑星? - 名大、惑星形成の新物理機構の導出に成功
  • 太陽の1億倍以上の超巨大ブラックホールは銀河密集域に - 国立天文台

    国立天文台は10月10日、開発が進められている「仮想(バーチャル)天文台」を活用して、太陽質量の1億倍よりも大質量の超巨大ブラックホールは、より銀河が密集した領域にあることを明らかにしたと発表した。 成果は、国立天文台 天文データセンターの小宮悠研究員、同・白崎裕治助教、同・大石雅寿准教授、同・水好彦教授らの研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、9月3日付けで天文学専門誌「Astrophysical Journal」に掲載された。 多くの銀河の中心には、太陽の100万倍を超える質量の巨大ブラックホールが存在するとされる。また、巨大ブラックホールの成長と銀河そのものの成長には、密接な関連があることが考えられるという。一部の巨大ブラックホールは、周囲のガスを引き寄せて莫大なエネルギーを放出し、「活動銀河核」として観測されている。 活動銀河は銀河中心にある巨大ブラックホールに周囲のガスが落

    太陽の1億倍以上の超巨大ブラックホールは銀河密集域に - 国立天文台
  • イプシロン打ち上げ中止は0.07秒の遅れが原因 - JAXAが調査結果を発表

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月30日、打ち上げを中止した新型ロケット「イプシロン」に関する記者会見を開催、これまでの原因調査状況について説明した。イプシロンは8月27日の打ち上げを予定していたが、打ち上げのわずか19秒前に異常が見つかり、打ち上げを中止していた。再打ち上げの日程は未定だ。 記者会見に出席したのは、JAXAの森田泰弘・イプシロンロケットプロジェクトマネージャと、長田弘幸・鹿児島宇宙センター射場技術開発室長(打上管制隊企画主任)。会見は内之浦宇宙空間観測所で開催され、JAXA東京事務所にも中継された。 なぜロール角がしきい値を超えたのか まずは改めて、8月27日に発生した事象を確認しておこう。 イプシロンは打ち上げ70秒前(X-70秒)より、自動カウントダウンシーケンスを開始する。これ以降は、あらかじめ設定されている通りの手順が自動で進行。カウントゼロで点火し、ロケット

    イプシロン打ち上げ中止は0.07秒の遅れが原因 - JAXAが調査結果を発表
  • 筑波大、生物界で初の「ソリトン現象」を発見

    筑波大学は7月30日、多細胞集団の運動において「ソリトン現象」が存在することが発見されたと発表した。 成果は、筑波大 生命環境系の桑山秀一准教授らの研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、英国時間7月29日付けで英オンライン総合学術誌「Scientific Reports」に掲載された。 ソリトン波とは、衝突しても互いに波形が変わらずに通り抜ける不思議な性質を持つ孤立した波のことで、さまざまな非線型現象として現れることがわかっている。例えば、水深の浅い水面で生じる波の中には、孤立した状態で塊となって速度と波の形状を変えることなく遠くまで伝わるものが見られるという具合だ(19世紀に、浅い水路を進むボートの舳先から発生する波の観察によって発見された)。 また、そのような孤立波は、別の孤立波を追い抜いてもそれぞれの振幅、速度が変化しない。このような粒子的な性質を持つ波はソリトン波と呼ばれ、19

    筑波大、生物界で初の「ソリトン現象」を発見
    Ditty
    Ditty 2013/08/01
  • 国立天文台など、「ビッグバン・リチウム問題」を解決できるモデルを提唱

    国立天文台は5月13日、東京大学、米ウィスコンシン大学、トルコ・Mimar Sinan Fine Arts University(MSFAU)との共同研究により、現在のところ正体不明の「ダークマター(暗黒物質)」が、素粒子「アクシオン」と「非熱的な」高エネルギー光子に崩壊する「超対称性粒子」のような長寿命の暗黒素粒子からなるとする混合モデルを提唱し、「ビッグバン・リチウム問題」を解決できる可能性があることを明らかにしたと発表した。 成果は、東大 宇宙線研究所の日下部元彦研究員、ウィスコンシン大学/国立天文台のAkif B. Balantekin氏、国立天文台・東京大学・総合研究大学院大学所属の梶野敏貴准教授、MSFAU/国立天文台のYamac Pehlivan氏らの国際共同研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、1月8日付けで専門誌「Physics Letters B」に掲載済みだ。 ビ

    国立天文台など、「ビッグバン・リチウム問題」を解決できるモデルを提唱
  • 【連載】妊娠を科学する! - 男も知っておくべき高齢出産時代の妊娠のための基礎知識

    37歳をこえたら妊娠しにくくなるなんて。だって、芸能人が40代で子どもを産みました~って、テレビでよく報道されてるじゃないですか。えーっ、今さらそんなこと言われても困る! が心でした。みなさんも妊娠はあたりまえのことだと思っているでしょ? 実はそうではなく、奇跡の積み重ねなんです。この連載では3回にわたって、妊娠を科学的な見地からひも解いていきたいと思います。

    【連載】妊娠を科学する! - 男も知っておくべき高齢出産時代の妊娠のための基礎知識
  • 『機動戦士ガンダムUC』最速上映会開始! 日本初上陸の"貴婦人と一角獣"タペストリーに福井晴敏氏「多くの方に観ていただきたい」

    2月25日から28日までの4日間限定で、国の重要文化財にも指定されている国立科学博物館にて「機動戦士ガンダムUC FILM&NIGHT MUSEUM」が開催されている。 同イベントでは『機動戦士ガンダムUC episode 6「宇宙と地球と」』の世界最速上映が行われるとともに、館内を『機動戦士ガンダムUC』がジャックして、このイベントのために用意された"ビスト一族"の肖像画や設定資料などを多数展示。作品のファンであれば、ぜひとも参加したいイベントであるが、4日間のチケットはすでに完売。開催初日の25日、展示スペースがプレス向けに公開されたので、チケットを入手できなかったファンのために、展示物の数々をご紹介していこう。

    『機動戦士ガンダムUC』最速上映会開始! 日本初上陸の"貴婦人と一角獣"タペストリーに福井晴敏氏「多くの方に観ていただきたい」
  • イカは空を"飛ぶ"ことができる!! - 北大がイカの飛行行動を解明

    北海道大学(北大)は2月7日、イカが水面から飛び出して着水するまでの一連の行動の連続撮影に成功し、その様子を解析した結果、単なる水面から飛び出すのではなく、ジェット推進による加速と、腕とヒレを広げることにより揚力を発生させて、それをコントロールして着水する、発達した飛行行動を行っていることを明らかにしたと発表した。 同成果は、同大大学院水産科学院・修士課程2年の村松康太氏、同大北方生物圏フィールド科学センターの山潤 助教、同大附属練習船おしょろ丸の阿部拓三 次席二等航海士、国際基督教大学大学院アーツ・サイエンス研究科の関口圭子 研究員、北大附属練習船おしょろ丸の星直樹 首席二等航海士、同大大学院水産科学研究院の桜井泰憲 教授らによるもので、独Springerの科学雑誌「Marine Biology」に掲載された。 イカは、外套膜に吸い込んだ水を漏斗から噴出して得る推進力(ジェット推進)で

    イカは空を"飛ぶ"ことができる!! - 北大がイカの飛行行動を解明
  • テレビ史上初、航空機を墜落させてみた! ついに明かされる安全なエリアとは | エンタメ | マイナビニュース

    ドキュメンタリーチャンネル「ディスカバリーチャンネル」は、テレビ史上初となるジェット旅客機墜落実験を行なった新番組『好奇心の扉:航空機事故は解明できるのか?』を11月6日(22:00~)に放送する。 実験は危険との隣り合わせ。UAV(無人飛行小型カメラ)で確認すると、墜落後もエンジンの1つがフル稼動していた。燃料経路に損傷があれば機体が炎上する危険性。タンクには2 時間分の燃料が積まれていた これまでは事故後のデータしかなかったために、推測しかできなかった墜落のメカニズム。番組では、そのデータを得ることにより、航空機の安全性を高めることを目的に、ジェット旅客機「ボーイング727」を、メキシコのソノラ砂漠に墜落させるクラッシュテストを行った。この企画のために、米国防省のミサイル計画従事者や元米海軍特殊部隊出身者などを含む400名の国際チームを結成。4年の歳月と数億円の費用をかけようやく実現に

    テレビ史上初、航空機を墜落させてみた! ついに明かされる安全なエリアとは | エンタメ | マイナビニュース
  • 恐竜の翼は飛ぶためではなく繁殖行動のためにあった - 北大などが解明

    北海道大学(北大)は、北米で発見された羽毛を持った恐竜化石を研究したところ、翼の起源は飛翔ではなく繁殖行動であることを明らかにしたと発表した。 同成果は、カナダ・カルガリー大学のダーラ・ザレトニスキー博士とカナダ王立ティレル古生物学博物館のフランソワ・テェルリン博士を筆頭に、北海道大学総合博物館の小林快次准教授とアメリカ(フロリダ州立大学)の共同研究によるもの。詳細は10月26日付(米国時間)の「Science」に掲載された。 1995年から2009年にかけて、カナダ・アルバータ州南部に露出するホースシューキャニオン層とダイノソーパーク層(ともに白亜紀後期カンパニア期:約7000万年前)から、羽毛の痕が残された恐竜「オルニトミムス」が3体発見された。オルニトミムスは、ティラノサウルスに代表される獣脚類に属し、鳥類起源の解明において重要な恐竜とされている。 これまで、羽毛の痕跡を残した恐竜化

    恐竜の翼は飛ぶためではなく繁殖行動のためにあった - 北大などが解明
    Ditty
    Ditty 2012/10/27
    オルニトミムスに翼。
  • 小説作成ソフトで論理的に物語を構成 - オープンソースソフト「StorYBook」

    筋の練られた小説を読んだり、ドラマを見たりして感心させられることも多いだろう。中には、自分でも小説を書きたいと思う人もいるかもしれない。また、ケータイ小説への投稿も流行っている。そんな小説作りに最適かもしれないソフトが、オープンソースで開発され、提供されている「StorYBook」である。「StorYBook」では、登場人物や舞台を設定し、時系列で物語を構成する。そのため、後になってから「辻褄が合わない」と困惑することもなく、論理的な小説作りが可能だ。小説以外にも、レポートや資料作成に応用することができるかもしれない。なお、ソフトウェアの動作にはJava Runtimeが必要となる。 注意:稿では、ソフトウェアのインストールを行っていますが、ソフトウェアの利用は使用者の責任で行ってください。 StorYBookをインストール それでは、「StorYBook」をインストールしよう。「Sou

    小説作成ソフトで論理的に物語を構成 - オープンソースソフト「StorYBook」
  • マントルは上下で組成が異なる2層構造だった - 東北大ら定説を覆す発見

    東北大学と高輝度光科学研究センター(JASRI)は、100万気圧及び2500度を超えるような地球深部に相当する極限的超高圧力高温条件において、地球のマントル鉱物の「高精度弾性波速度測定」に成功し、マントルが上部と下部で化学組成の異なる2層構造であることを突き止めたと発表した。 成果は、東北大大学院 理学研究科 比較固体惑星学講座の村上元彦准教授、JASRIの大石泰生主幹研究員、平尾直久研究員、海洋研究開発機構の廣瀬敬教授のほか、東京工業大学の研究者を加えた共同研究グループによるもの。研究の詳細な内容は、5月3日付けで英科学誌「Nature」に掲載された。 地球は深さ2900kmにわたって「マントル」と呼ばれる厚い岩石層で覆われており、深さ660kmの「地震学的不連続面(地震波の伝わる速度や密度が急激に上昇する場所)」を境に「上部マントル」と「下部マントル」の大きく2つの領域に分かれている。

    マントルは上下で組成が異なる2層構造だった - 東北大ら定説を覆す発見
    Ditty
    Ditty 2012/05/11
  • 記憶はやはり脳の物理的ネットワークに保存されていた - 理研とMITが実証

    理化学研究所(理研)は3月23日、マウスの脳の特定の神経細胞を光で刺激して、特定の記憶を呼び起こさせることに成功し、脳の物理的な機構の中に記憶が存在することを実証した。 成果は、理研脳科学総合研究センターと協力関係にある、マサチューセッツ工科大学(MIT)の「RIKEN-MIT神経回路遺伝学センター」の利根川進教授らによるもの。詳細な研究内容は、日時間3月23日付けで英科学誌「Nature」に掲載された。 私たちの懐かしい思い出や恐ろしい記憶、例えばファーストキスや夜間の衝突事故などは、時間や場所あるいはそのような経験を含むあらゆる感覚と共に、過ぎた昔の思い出を完全に呼びもどすことのできる"記憶の痕跡"として脳に残される。神経科学者たちは、それを「エングラム」と呼ぶ。しかし、エングラムとは概念にすぎないのか、あるいは脳内の物理ネットワークなのかがわかっていなかったのである。 1900年代

    記憶はやはり脳の物理的ネットワークに保存されていた - 理研とMITが実証
    Ditty
    Ditty 2012/03/25
  • ほ乳類特有の大脳新皮質は新しくなかった - 遺伝研、定説を覆す証拠を発見

    国立遺伝学研究所(遺伝研)は3月22日、ほ乳類の「大脳新皮質」の上層と下層に存在する神経細胞のサブタイプが、ニワトリの脳にも存在することを明らかにしたと発表した。 これはほ乳類と鳥類の共通祖先の段階、すなわち大脳新皮質の「層構造」が誕生するより以前から、存在していたことを示唆しているものだ。ほ乳類にのみに存在する大脳新皮質は、従来の定説として、進化的にほ乳類になってから誕生して進化してきた「完全に新しい脳の領域」とされてきたが、必ずしもそうではないことが発見されたのである。 成果は、遺伝研の鈴木郁夫研究員と平田たつみ准教授らの研究グループによるもの。詳細な研究内容は、米科学誌「Developmental Cell」の4月16日号に掲載の予定だ。 人間の認知機能の多くは大脳新皮質にある神経回路によって支えられている。大脳新皮質は、大脳の背側表面を覆う領域で、多くの認知機能に関わる。ヒトが思考

    ほ乳類特有の大脳新皮質は新しくなかった - 遺伝研、定説を覆す証拠を発見
    Ditty
    Ditty 2012/03/24
  • 天の川のブラックホールが小惑星を飲み込んでいる - NASAが発表

    天の川でフレアが発生する理由は、天の川の中央に位置する巨大ブラックホールでの小惑星の蒸発、破壊によるものである ― NASAはこのほど、チャンドラX線天文台の観測をもとに、天の川におけるフレア発生原因の可能性について発表を行った。 過去数年間、チャンドラX線天文台は、超大質量ブラックホール「いて座A」からX線フレアをほぼ毎日感知している。かねてより、「超大質量ブラックホール付近のような厳しい環境で、小惑星はそもそも形成されるのか」という疑問があったとされるため、今回の研究結果は刺激的である。なぜなら、フレアが発生するためには多くの小惑星が必要であることを示唆しているからだ。 いて座A周辺にはガス雲があり、その中には何兆もの小惑星や彗星が親星から引き離されて存在していると考えられている。ブラックホールから1.6 億キロメートル圏内(おおよそ地球と太陽との距離)を小惑星が通過すると、ブラックホ

    天の川のブラックホールが小惑星を飲み込んでいる - NASAが発表