Windowsを標的とし、脆弱なPCにスパイウェアを植え付けるワームがインターネット上でまん延しつつあると、セキュリティ専門家が警鐘を鳴らした。 セキュリティ企業が米国時間16日に発表したところによると、この「Dasher.B」ワームは「Microsoft Distributed Transaction Coordinator(MSDTC)」に存在する脆弱性を悪用するという。Microsoftは2005年10月、トランザクションを処理する同コンポーネントのセキュリティホールについて明らかにし、パッチをリリースした。しかし、このアップデートには不具合があり、一部のユーザーが適切な修復を施せなかった可能性があると、セキュリティ企業Sophosは述べている。 SophosのシニアテクノロジーコンサルタントGraham Cluleyは、「パッチに問題があるために、一部の脆弱なコンピュータでは適切な