ブックマーク / takekuma.cocolog-nifty.com (15)

  • 「ヱヴァ」は品川駅を出発しました(ネタバレなし): たけくまメモ

    昨日見てきましたよ「ヱヴァ」。最初は南町田にある109グランベリーモールで12時20分の回を見て、それから渋谷で用事を済ませて、帰りに歌舞伎町の新宿ミラノでもう一回見ました。グランベリーモールは八分程度の入りで少し心配しましたが、新宿ミラノは夜の回も超満員で、どちらの映画館でも終了時に拍手が出ました。グランベリーモールでは終わって駅に向かう途中で多摩美の教え子に出くわしたんですが、「先生、ヱヴァどうでしたか」と訊かれたものですから、 「旧作とは全然違う。確かに大筋は一緒だし『エヴァ』には違いないが、もう別作品と言っていい。前回の『序』であえてテレビ版の序盤そのままをなぞって見せたのは、これをやるための前振りだということがよくわかった。確かにこういう“リメイク”は見たことがない。テレビ版や旧劇場版も傑作だったけれども、今度の『ヱヴァ』がもしこのテンションのまま完結するようなら、おそらく50年

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    DocSeri 2009/07/03
    そうか破って本当に破なのか
  • 不正コピー問題の意外な解決策: たけくまメモ

    昨日「オンライン出版を買ってみて」というエントリをアップし、オンライン電子出版の問題点(不正コピー防止のプロテクトによって、かえってとしては不便になる問題)について書いたところ、編集者のMさんという方からメールを戴きました。Mさん、ありがとうございました。 メールには、アメリカのプラグマティック・ブックシェルフ(Pragmatic Bookshelf)社という技術系出版社の試みについて、たいへん興味深い事例が書かれてありました。 http://www.pragprog.com/ ↑The Pragmatic Bookshelf 俺は英語が苦手なので、Mさんの解説をもとにざっと読んだだけなんですが、それでもこの会社がかなりユニークな試みをしていることはわかりました。 まずの購買ページを見ると、プルダウン・メニューが「PDF+PaperBook」になっており、ほかにpdfファイルオンリー

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    DocSeri 2009/01/23
    流出させると自分の個人情報も流出してしまう仕掛け。面白いアイディアではある。
  • 今回の「サルまん」連載中止について: たけくまメモ

    以下書くことはあくまで竹熊個人の意見であり、相原コージ氏や編集部の見解とは異なっていることをご注意ください。 まずは、主として俺のワガママで連載中断の事態に至ってしまったことを、ここまで愛読していただいた読者の皆様・連載関係者の皆様には深くお詫び申し上げます。「作者の都合で一方的に連載中止するなんて無責任だ」との批判があることは承知していますが、俺としては、もはや失敗作であることが自分には明らかとなった連載を、このまま続けることに意義が感じられず、そっちのほうが読者に失礼ではないかと思ったということです。 「そこをなんとかするのがプロだろう」と言われれば返す言葉がありません。しかし『サルまん』は相原君と俺の共同作品であることが大前提であり、にもかかわらず両者の作品に対する方向性に違いが生じて、もはや話し合いでどうにかなるレベルを超えてしまっていたということであります。批判は、甘んじて受ける

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    DocSeri 2008/05/27
    「個人でメディアミックス」という発想は凄いと思うんだけど、それには一人では賄い切れないだけの労力が必要なんだ、という点が見落とされていたわけだ。/結局マニアックは大成しない
  • ネット書店とリアル書店: たけくまメモ

    えーと、日が『サルまん』の正式発売日であります。なんだかここしばらく、秋葉原での「IKKI」スク水表紙完売にはじまり、『サルまん』の当ブログからの予約注文が昨日の時点で530冊を超えるなど、派手な話が続きましたのでうっかりしてましたが、 リアル書店ではこれから ですのでよろしくお願いしたいと思います。 「裏日工業新聞」のタニグチリウイチさんの8月29日付け日記によると、彼は『サルまん』が売り切れるといけないと思い、昨日の朝一番に池袋ジュンク堂に駆け込んだら意外にすいていてサイン会の整理券番号が8番だったと、なんだ全然買えるではないか、みたいなことを書かれていました。 http://www.asahi-net.or.jp/~WF9R-TNGC/nikko.html しかし、今日が正式発売日ですので、現時点で売り切れたらそのほうが異常です。 俺を含めてけっこう勘違いした人がいると思いますが

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    DocSeri 2006/09/05
    私の蔵書はむしろA5版の方が多いぐらい。コミックサイズより濃い作品が多いからか。
  • 【蔵出】幻の『色単』について: たけくまメモ

    もえたん[新装版] 田透さんのインタビューを読んでいたら、なんですか『電波男』の担当編集者の斎藤氏って、あの『萌える英単語~もえたん』の編集者でもあると知ってビックリ(※註)。同時に、なるほど!とヒザをうってしまいました。なにが「なるほど」なのかはわかりませんが、なんとなく。 http://media.excite.co.jp/book/interview/200503/ ※註 三才ブックスの斎藤氏から、「自分は『もえたん』には一スタッフとして参加しただけで、企画は第二編集部編集長の村中が行った」旨、メールがありましたので、ここに報告しておきます。 「萌え」については、俺は基的によくわからないんですが、俺の心の中をサーチして、なんとかそれっぽい感情を現在引き出している最中です。引き出しが終了しましたら、改めてエントリーしてみたいと考えているところ。今回は「萌え」ではなく「単」について、

  • フリーにとって原稿料とは何か(2): たけくまメモ

    ただ、もちろん我々フリーライターは原稿料で飯をべている以上、その金額が安すぎては生きてはいけないわけで、おのずと限度というか、相場がなければ困るのは確か。ただ、これが部外者には、はなはだ分かりにくい部分なんですよね。いや部外者ならずとも、よくわからない問題なのでして、 はっきり申しまして、俺は文章で飯をべるようになってそろそろ四半世紀になりますが、いまだに「原稿料の相場」というものがよくわかりません。 たとえば原稿依頼の際、向こうから正確な金額を言ってくる編集者など、まず、いないわけです(いても20人に一人くらい)。こちらから尋ねてはじめて教えてくれるとか、「だいたいこのくらいだと思います」と、アバウトな額を言ってくるとか、または「上に聞かないとわかりません」なんて人が大多数です。このあたりの話は「たけくまメモ」のエントリ「出版界はヘンな業界」でも書きました。 http://takek

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    DocSeri 2006/06/13
    「互いの格で暗黙のうちに金額が決まる」はゲームに応用できそうな気がした。
  • たけくまメモ: 西村博之氏という存在

    前回のエントリで書き忘れたんですが、俺にとって、昔からどうにも不思議なのは、「実名」を晒すことを、多くの人が過剰に恐れすぎているんじゃないかということです。 実名だろうが匿名だろうが、他人に非難されるようなことを書かなければいいだけの話なんじゃないでしょうか。 俺、実名さらして、時には顔写真まで載っける文章書いて20数年ですけど、身の危険を感じるほど他人から恨まれたり、ストーキングされたことって一度もないですよ。(小さなクレームはしょっちゅうですし、ネットでつっこまれることはよくありますが)。 まあ仕事の原稿の場合、編集のチェックが入ることも大きいですけどね。でもライター個人としても、その文章を発表したことで生じるいろんな可能性をあらかじめ考えてから書くようにしていますけど。一方でネットでは自分の判断で発表しますが、こちらも特にこれといったトラブルはないなあ(どこまでトラブルと考えるかによ

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    DocSeri 2006/03/14
    proxyとしてのひろゆき。
  • 今年の多摩美のイカした問題作: たけくまメモ

    映像の一部をまだ残してますが、多摩美課題の採点もほぼ終わり、昨日、なんとか講評会にこぎ着けることができました。 今年は全体に低調だったという意見は変わりませんが、最終的には何か評価しうる作品に遭遇することもでき、ほっとしております。面白いもので、毎年同じ課題(マンガかアニメを作って提出)を出しているんですが、その年ごとの「傾向」があるんですよね。 たとえば最初の年は、ドラえもんとかジョジョのパロディが悪目立ちしたりとか、それを注意したら、今年はパロディ系がぐっと減ったかわりに、自殺ネタが目立ちました。 アレですよ、青春の苦悩を抱えた主人公が、短い人生を回想しながら身投げしたりする。青春の一ページとはいえ、みんなそんなに死にたいんでしょうかねえ。首つりは大小便垂れ流しになりますし、飛び降りは痛いですよ~。 まあそれはともかく、年度の課題で、個人的に一番ひっかかった学生さんのマンガを特別に

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    DocSeri 2006/01/13
    ……
  • http://takekuma.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/blog/images/tomason-01_2.jpg

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    DocSeri 2005/12/19
    高所恐怖症が即死する一枚。
  • たけくまメモ : 田中圭一・復刊三連発!!

    いや~復刊ブームですなあ。先日の楳図先生デビュー作といい結構なことであります。関係ないけど俺の『色単』もデビュー作なのでしたそういえば。「編集家」としての仕事第一号ですね。アマゾンではいつまでたっても予約扱いですが、今週中にはいいかげん買えると思いますのでよろしくお願いします。 ドクター秩父山 それで田中圭一さんなんですがね。彼の初期代表作というか、初連載作品の『ドクター秩父山』が堂々復刊ですよ。それも「正編」にあたる『ドクター秩父山』がアスペクトから、続編の『ドクター秩父山だ!』がぶんか社から同時刊行という、極めて珍しいパターン。そんでもってメジャー連載『昆虫物語・ピースケの冒険』も併せて三冊ドーンと出ましたです。 田中さんといえば、あの小池一夫御大の劇画村塾出身。デビューも「Comic劇画村塾」だったと記憶しておりますが、一貫してシモネタを描き続けていたためか、劇画村塾の同窓会にも呼ば

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    DocSeri 2005/11/10
    田中圭一がサラリーマン(しかも部長)というのは知らなかった。
  • ハイパー・アマチュアの時代: たけくまメモ

    惑星大怪獣ネガドン(DVD予約受付中!画像をクリック!) 昨日、念願の「惑星大怪獣ネガドン」を無事に鑑賞して参りました。やはり大画面で見といてよかったです。あらかじめ送られていたサンプルのビデオ画面では、ロボットのデザインが妙に近代的な感じがして、じつは不満だったのですが、クリアな大画面で見ると細かいディティール、特に鋲を打った足の感じがジャイアント・ロボだったりして納得。すげえこだわりです。 最初に予告編見たときはもっとパロディ臭いのかと思っていましたが、編を見ると怪獣特撮の基を押さえた生真面目な造りで、ここまで正攻法で迫られると言葉もありません。パロディではなく、オマージュ・アートの傑作というべきでしょう。 http://www.h2.dion.ne.jp/~magara/project.html(ネガドン公式サイト) 昨日は客層も妙に高年齢(30~40代が多そう)で、俺の周囲でも

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    DocSeri 2005/11/10
  • たけくまメモ : マンガ家の描写盗用問題についての私見

    例の少女マンガ家による「スラムダンク」の構図盗用問題について、「竹熊の意見が聞きたい」という声があちこちから寄せられるようになりました。著作権問題についてはかねてから関心のあるところであり、この際「報道から知りうる範囲」を材料にして、自分の意見を述べてみたいと思います。 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0510/18/news099.html http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051019k0000m040140000c.html http://www.kodansha.co.jp/info.html(←講談社お詫び文/現在削除) http://www.kodansha.co.jp/betsufure/(←編集部&著者お詫び文) http://cabin.jp/k55yuki/(←ネット上で設

  • オタクの老後問題(2): たけくまメモ

    さてオタク用老人ホームですが、これは時代の必然で現れることでしょう。 20日のエントリにおいて「団塊の世代用サブカル養老院」について述べましたが、少子化問題によって受験産業・教育産業が、のきなみシルバー産業への業務拡張を図っていると伝えられる現在、ビートルズ養老院・マンガ養老院などは、遠からず高確率で現れるであろうことを予言しておきます。 これがやがてオタク世代のリタイア期になりますと、養老院に『ゴルゴ13』や『島耕作』、または『ビッグマグナム黒岩先生』が揃っている程度では、顧客の満足を得ることは難しくなります。もちろん万人の趣味にフィットする施設を作ることは困難ですから、施設の規模をどんどん巨大化させるか、あるいはその反対に、細分化した趣味の施設が無数に現れることになるのではないでしょうか。 すなわち、普通の「アニメ養老院」ではなくて「ヤマト養老院」とか「ガンダム養老院」、あるいは「美少

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    DocSeri 2005/08/27
  • オタクの老後問題(1): たけくまメモ

    そんなわけでオタクの老後問題なんですけど。 春先にちょっと予告したときにも書きましたが、オタク人生最大の問題とは、第一に「死後のコレクションの行方」ということになるんじゃないでしょうか。まあ俺自身はとっくの昔にコレクションを諦めた人間なんで、気楽なんですが。しかしなまじ密度の高いコレクションを所有している濃い人の場合、自分が死んでからあの膨大なマンガやDVDやフィギュアはどうなるのかと、密かに心配している人も多いことでしょう。 ご安心ください! 過去の例からすれば、途方に暮れた家族が困り果てて古屋さんを呼んでですね、もう二束三文で綺麗に売り払ってくれます! ときどき古書市場に、ある特定の傾向を持ったマニアックなが大量に出ることがあるんですが、たいていそんなケースだと考えて間違いないです。ハヤカワのポケミスの貴重ばかりとか、サンリオSF文庫が揃って出るとかですね。 ← http://w

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    DocSeri 2005/08/27
  • OTAKU展、その後の難題: たけくまメモ

    以前「たけくまメモ」でもレポートしたOTAKU展ですが、ベネチア・ビエンナーレに続き東京での展示も好評のうちに終了したことは皆さんもご存じでしょう。ところが、ここに来て思わぬ難題が持ち上がっているようです。 企画者である森川嘉一郎氏は桑沢デザイン研究所の客員教授で、俺も同校で非常勤やってるんでよく顔を合わせるんですよ。それでこないだ会ったら、なんか浮かない顔してるんで事情を聞きましたところ、 「OTAKU展の展示物を引き取ってくれる施設が見つからない」 とのこと。要するにあれですよ、あそこで展示された玩とかフィギュアとか、同人誌とかポスターとか、その他もろもろの膨大なオタクアイテムの行き場に困っているそうなんです。 まあねえ、まんだらけとか、アキバのなんとかショップに持ち込むとか、いっそヤフオクに出品すれば買い手はいるとは思いますけど、森川氏の希望はこれを文化遺産として丸ごと永久保存する

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    DocSeri 2005/06/16
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