= 20 && (scroll_yvec() > 0)" style="position: relative; border-bottom: 1px solid #f0f3f5;" > 0)" style="position: relative; border-bottom: 1px solid #f0f3f5; background-color: white;" >
今回はインフルエンザの診断について考えてみます。 インフルエンザの流行期には、多くの患者が検査を希望します。検査によって「インフルエンザかどうか診断がつく」と思っている人は多いのですが、そんなに簡単な話ではありません。がん検診の際に「検査には偽陽性と偽陰性がある」という話をしましたが、それはインフルエンザ検査も同様なのです。 インフルエンザ検査の最大の弱点は、かかり始めの初期には実際はインフルエンザであるにもかかわらず、検査が陰性になってしまう偽陰性が20~30%あるということです。つまり、インフルエンザが流行して熱の患者の半分くらいがインフルエンザというような状況では、検査が陰性でも実際は20~30%がインフルエンザなのです。 検査の結果に基づいて、医師が「陰性だからインフルエンザではない」と言えば、患者は「インフルエンザじゃなかった」と無理をして職場に行き、結果的に流行を広げてしまうこ
数年前ですが、私は「タミフルを出さない医者」ということで一部で有名でした(正確には保護者と話し合った上でタミフルを処方しない)。 一部でクレームが有ったかもしれませんが、流れが変わったのは「タミフルによる異常行動報道」です(タミフルが諸悪の根源としてマスコミが報道したのは今でも覚えています)。 それから暫くの間、私は「タミフルを出す医者」ということで一部で有名でした(正確には保護者と話し合った上でタミフルを処方する)。 そんなテレビが、今では 忘れたかのように点滴による抗インフルエンザ薬のCMを流しています。 そのCMを巡っては人口に膾炙した感はありますが、高山義浩先生の記事を紹介します。商品名は書いていませんが、新聞としてはかなり踏み込んだ内容だと言えます。 不誠実な製薬会社の宣伝キャンペーン 日本では通常のインフルエンザでも抗インフルエンザ薬の処方率が高いと聞きました。マスコミの報道も
高齢者にはインフルワクチン接種してもいまひとつな人がいる・・・とは管理人も非常勤先で感じるところではありますが、そのワケ。 抗体の”量”が違うからだ・・・との報告。 高齢者と若年者について、不活化ワクチン接種後1週間の抗体を産生するplasmablastsの量を測定。 高齢者において、plasmablastsの量も、産生された抗体量も若年者よりも少なかった。 抗体の抗原結合能については差がみられなかった。 ワクチン接種により産生された抗体は、H1N1(2009)に対する反応(当時のワクチンにはH1N1(2009)は入っていなかった)は高齢者においてよく反応した。 高齢者の反応が悪いのは、抗体の質ではなく、量が少ないためと考えられる。また、過去の暴露歴による交叉反応性も認められた。 高齢者では、抗体を産生する細胞が少ないから産生される抗体も少ない。だから、いまいち頼りない盾になってしまう・・
子供がインフルエンザに罹ったとき、どれぐらいの期間、他人にうつす可能性があるのか。 おおむね2週間との報告。 また、長めに9日間以上排出するケースでは家の中でひろめるリスクが少々あがるとも。 子供がインフルエンザに罹ったとき、ウイルス排出期間はいかほどか。鼻咽頭スワブで検討。n=74。A/H1N1(2009)。 発症から3日間は全例陽性。 発症11日後で21.6%、15日後で13.5%陽性。15日を過ぎると陽性例なし。 9日間以上排出のケースと、重症化の間に相関なし。ただし、家庭内感染については、発症から2週間のILI発生率上昇(72.3% vs 41.4%; p<0.05). 2週間は要注意という話です。まあ、学校を休ませるのは1週間だとか解熱後3日だとか、それぞれ現実的路線で良いと思われますが、たとえば、白血病のお友達の見舞いだとか、ガン末期のおじいちゃんの見舞いだとか、移植を受けたク
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く