もう10年近く前の話だから変わっているかもしれないが、在宅時医学総合管理料なんかの、在宅管理料について。月に2回往診すれば病院に4200点、すなわち42000円が入るっていうシステム。結構これは問題だと思った。馬鹿高いからだ。在宅管理料ってなにかっていうと(まちがってたら誰か訂正して)まあ、厚生省は病院に入院している患者が多いから外に出したいわけで、外来で一生懸命見て くれるクリニックを増やすためにそういうシステムを作った。もちろん、その方針は私は同意するし、いい方向だと思うがいろいろ抜け道があって、高齢者では誰でも算定できるのではないかと思ってしまう。褥瘡なんて軽度ならよくあるし、通院が困難って認定しちゃったらそれも往診しか見れないと言い訳のように使用できてしまうからだ。 参考) http://www.e-rapport.jp/law/fee/fee6/06.html h
腰椎椎間板ヘルニアは比較的若めの人が罹患することの多い病気です。 外来診療をやっていると、「私は椎間板ヘルニアではないですか?」と自己診断して来院したり、「接骨院でヘルニアだと診断されたから」と訴えてくる患者さんに出会います。 患者さんのそういう訴えを聞くと、どうも私たちが思っている疾患のイメージと、患者さんが思っているそれとではだいぶ違うように思います。今日はそのギャップについて書いてみます。 1. 腰痛がメインの症状である こう思っている人がほんとに多いです。 しかし、ヘルニアの典型的な症状は下肢痛(足の痛み)です。もちろん腰痛が生じることも多いですが、腰痛だけなら急性腰痛と診断され、ヘルニアとしての治療は行われないでしょう。 2. レントゲンで診断できる 「近くの病院でレントゲンを撮ったらヘルニアだと言われた。」 このように訴えている患者さんも多いのですが、これは患者さんのせいという
昔々、ある所に日本という国がありました。日本が作る車はとても高性能でした。シートベルト付きです。しかし、エアバッグがありませんでした。 エアバッグがない事で、犠牲になる人もいました。しかも「シートベルトしても事故で亡くなることもあります。シートベルトをしてもしてなくても同じ事なのです」なんていう反シートベルト団体というのもありました。 外国の車の多くにはシートベルト以外にもエアバッグがついていました。しかし日本の車メーカーはエアバッグを輸入しようとはしませんでした。国内で開発中だからというのです。エアバッグを輸入して日本車に取り付けようともしませんでした。 エアバッグがない為に犠牲になった人の家族は立ち上がりました。行政に訴えて、エアバッグを緊急輸入し国産車に取り付けるように署名を集めました。しかしながら、国からは色良い返事は貰えませんでした。やはり国内メーカーが開発中だから、というのです
世の中で普通に使われている薬が、突然回収や販売中止されることがあります。 先日、回収(自主回収)の対象になったのは、武田薬品工業の「ダーゼン」。痰をだしやすくしたり、手術や傷の跡の炎症による腫れを抑えたりするための飲み薬です。1968年に発売されて以来、40年以上用いられている古い薬です。同一成分を持つジェネリック品も、多数使用されています。今回の回収では、ダーゼンのジェネリック品も同時に回収となるようです。 武田薬品のプレスリリース 消炎酵素製剤「ダーゼン®」の自主回収について 薬が回収される原因としては「製造過程で重大なミス・欠陥があった時」や「予測できない重篤な副作用が生じた時」など、安全性にまつわるものが多いのですが、ダーゼンの場合は「薬の有効性に疑問符がついた」というのが原因です。 医薬品というのは、臨床試験を行い有効性の検証を行い安全性の把握してから世の中に送り出されます。ただ
今月から出回っているディプリバンボールペン、書きやすいと専らの評判だ。これはこのブログで何回か紹介している三菱のジェットストリームのリフィルを採用しているおかげだが、他社のボールペンなども入手して正体が判明した。 左は従来からある三菱のuni Clifterである。このボールペンは3色タイプや4色タイプがあり市販もされているし、販促グッズとしても多用されている。中のボールペンは普通の油性でちょっと書き味は渋め。私は偶然このClifterに同じuniのジェットストリームのリフィルがそのまま入ることに気付き、再使用していた。オリジナルのジェットストリームの3色タイプはボディーが華奢でクリップ部分が弱かった。 そこで三菱側も考えたのだろう、丈夫なClifterの中に最初からジェットストリームのリフィルを入れたタイプを用意したのだ。市販はされていないようでグッズ専用なのかもしれない。 中央は、右と
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