全国医学部長病院長会議は7月21日の定例記者会見で、大学病院が大半を占める特定機能病院の外来診療のあり方に関する社会保障審議会医療部会での議論を受け、同会議としての見解を示した。同会議の「DPCに関する専門委員会」の小山信彌委員長(東邦大医学部教授)は会見で、外来診療のあり方を議論する前に、フリーアクセスについて議論すべきだと主張した。 特定機能病院の外来のあり方をめぐっては、6日の同部会で、委員から大学病院で外来患者が増加していると指摘する声が上がり、「原則として、紹介外来以外の外来診療を行わないことも考えるべき」との意見が出ていた。 小山委員長は、「フリーアクセスをそのままにしておいて、外来患者を制限することはおかしい」と主張。「まずは、フリーアクセスについて議論すべき」との見解を示した。 また、同部会の委員に特定機能病院の医師が少ないと指摘。特定機能病院の外来患者数など、エビデン