岸田首相の会見を聞き、思わず「そこは違う、そうじゃない」と言いたくなった。政治がアピールするコロナ対策はいつだって「箱」のことばかりだ。全国で3万6000カ所の発熱外来を引き続き確保する方針等を示したが、果たして第6波の反省はそこに生かされているのだろうか。 思い返せば、第5波収束後、岸田首相は新型コロナウイルスの感染力が2倍になったとしても対応可能な病床数を確保すると宣言した。病床を拡充することの重要性は否定しない。だが、ただベッドの数を増やしたところで、新型コロナに対応することは不可能だということは多くの医療関係者が繰り返し指摘を続けてきた。ベッドが増えたところで、現場で治療に当たる医療従事者が圧倒的に不足しているのだ。そして、新型コロナ対応のために病床確保を進めることは通常診療のキャパシティーを削ることを意味する。コロナ診療と通常診療、最適なバランスはどこにあるのか。医療現場は、非常
![発熱患者、コロナ陰性ならさようなら?岸田首相のコロナ対策、医師が懸念すること(m3.com) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/816e4b6fd3b7bda8e248461b027a4fe4a3178649/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Fr%2Fiwiz-amd%2Fdefault.jpg%3Fexp%3D10800)