7号連続で「医療批判」の大特集を組んでいる「週刊現代」。読者からの反響も大きいようだが、ここにきて、取材を受けた患者団体が、記事が「ねつ造だ」と抗議をする事態が起きた。さらに本誌が他の取材対象者にも聞くと、取材や編集方針への不満が噴出したのだ。 〈発言者の意図とは大幅に異なる歪められた発言が、あたかも当機構の見解と受け取れるかのように編集され「週刊現代」に掲載されたことはたいへんに遺憾であり、当機構は講談社および「週刊現代」編集部に対して厳重に抗議します〉 7週連続で医療関係の大特集を組んでいる「週刊現代」に対して、こう痛烈に抗議するのは、認定NPO法人「地域精神保健福祉機構」(以下コンボ)である。コンボは2007年の設立以来、精神疾患の支援に取り組んできた団体だ。 コンボは7月5日付で「週刊現代」編集部に〈「週刊現代」7月9日号特集「医者に言われても断ったほうがいい『薬と手術』」の内容と