マイナンバーカードの使い道が拡大している。 2024年8月には、国家資格を持っている人がマイナカードを「デジタル資格者証」として使えるようになった。8月以降順次、医師、看護師、調理師、美容師、社会保険労務士、行政書士など計84資格をマイナンバーとひもづけることができるようになる。国家資格を取得すると、「資格者証」というカードが交付されることが多いが、こうした資格者証をマイナンバーカードに統合できることになる。 4月には、金融機関で新たに口座を開設すると、窓口の担当者が「口座とマイナンバーを紐づけますか?」と意思確認をする制度がはじまっている。12月には健康保険証とマイナカードが一体化される。さらに2024年度中(2025年3月末まで)に運転免許証とマイナカードの一体化も予定されている。 端的に言って、あらゆる情報がマイナンバーカードに集約されることで、個人もある程度便利になると期待できるが