平壌へと向かう機内の乗客の半分以上は、意外にもヨーロッパからの観光客だった。北京からはおよそ二時間のフライト。機内食は紙に包んだハンバーガーひとつ。トマトもレタスも挟まれていない。ただしビールは自由に飲める。ビールを飲んでからハンバーガーを一口齧れば、少し変わった味だけど、決してまずくはない。不思議においしい。何だろう。ひょっとしたら添加物や化学物質の味かもしれないけれど、何となく懐かしい味なのだ。
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