インタビューに応じるタリバンのシェール・モハンマド・アッバス・スタネクザイ氏=ドーハで2019年7月8日、毎日新聞助手撮影 アフガニスタンの旧支配勢力タリバン幹部で、米軍撤収に向けた米国との交渉団を率いるシェール・モハンマド・アッバス・スタネクザイ氏が8日、カタールの首都ドーハで毎日新聞のインタビューに応じた。スタネクザイ氏は米国と合意する際、日本などアジアや欧州の複数の国が「保証人」として合意の履行を担保する形が望ましいとの意向を明らかにした。スタネクザイ氏が日本メディアと会見するのは異例で、タリバンが今回の交渉に関連して日本の関与の可能性に言及したのは初めてだ。 スタネクザイ氏は米軍の撤収時期と、アフガン国内でテロ組織の活動を許さないことについて協議中だと説明。「草案の合意後に本合意が署名され、保証人がいる前で合意が発表されるだろう。保証人となる国はまだ決まっていないし、関係国の同意が