中国副首相の劉鶴は甲午戦争(日清戦争)の対日講和条約の全権を務めた李鴻章に及ばない――。中国内のインターネット上で米大統領、トランプの執務机の前に座らされた劉鶴と、清朝時代の大物政治家、李鴻章(1823~1901年)の写真を並べて比べる構図が流行している。言わんとするのは、敗軍の将とはいえ清の国益を最後まで守ろうと努力した李鴻章に比べ、劉鶴が米国に譲歩し過ぎているという批判の暗喩である。しか
米中対立で決裂に至った先のパプアニューギニアでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議。議長のパプアニューギニア首相、オニールも「(反対したのは)部屋にいた2人の巨人だ。その他、何が言える……」とサジを投げざるをえなかった。米中間の対立は経済・貿易面にとどまらず、安全保障面に波及しそうな勢いである。米中決裂の予兆は首脳会議に先立つ関連会合にあった。中国国家主席、習近平(シー・ジンピン)は
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く