北朝鮮の国営メディアは、韓国に駐留するアメリカ軍について、「南の人民が願うのは、朝鮮半島の平和を脅かすアメリカ軍の無条件撤収だ」と主張し、ことし5月までに開かれる見通しの米朝首脳会談を前に、従来の立場を改めて示しました。 そのうえで、「南の人民が望むのは、朝鮮半島の平和と安全を脅かすアメリカ軍の無条件撤収だ」として、ことし5月までに開かれる見通しの米朝首脳会談を前に、従来の立場を改めて示しました。 韓国政府によりますと、キム・ジョンウン(金正恩)委員長は先に会談した大統領の特使に対し、「軍事的な脅威が解消されて体制が保証されるならば、核を保有する理由はない」と表明したということで、専門家などからは、北朝鮮が非核化の条件として、アメリカ軍の撤退を要求するのではないかという見方が出ています。
北朝鮮を訪問しているチョン・ウイヨン首席対北朝鮮特使など特使団が5日、平壌で金正恩北朝鮮労働党委員長と記念撮影をしている。左から尹建永青瓦台国政状況室長、首席特使のチョン・ウイヨン国家安保室長、金正恩委員長、徐薫国家情報院長、千海成統一部次官、、金相均国家情報院第2次長。(写真=青瓦台提供) 北朝鮮労働党機関紙労働新聞が5日に行われた文在寅(ムン・ジェイン)大統領の対北朝鮮特別事前代表団と金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の面談および晩餐の便りを6日、積極的に報じた。同日付の論説では「核武力は正義の宝剣」と主張して事実上核放棄の意思がないということを示唆した。 労働新聞はこの日、1面に金正恩委員長の対北朝鮮特使団との面会内容を伝えた記事と写真8枚を掲載した。労働新聞は「最高領導者同志(金正恩委員長)は特使と一行の手をいちいち熱く握り、彼らの平壌(ピョンヤン)訪問を熱烈に歓迎された」とし
非核化交渉、夢見るな=「取引しない」と北朝鮮 【ソウル時事】北朝鮮国営の朝鮮中央通信は4日配信した論評で、「米国は、核武力完成の終着点に至ったわれわれが強引な要求に応じるという妄想を捨てなければならない」と主張、「特に、われわれとの非核化交渉は夢にも見てはならない」と述べた。 論評は「対話には反対しない」としながらも、「最高利益と人民の安全に関連する問題では絶対に取引せず、そのような対話や交渉には少しも関心がない」と断言した。 非核化を目的とした協議を拒否する立場を改めて明確にする一方、核戦力の「完成」を強調し、核保有を前提とした対話には応じる余地を残した形だ。(2017/11/04-16:30) 【国際記事一覧へ】 【アクセスランキング】
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