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反グローバリズムと内田樹に関するEreniのブックマーク (4)

  • 近代市民社会の再興のために - 内田樹の研究室

    『月刊日』8月号にロングインタビューが掲載された。「野蛮への退行が始まった」というタイトルだけれど、私が言いたかったのは「近代市民社会を再興しなければならない」という話である。 ― 現在、世界は歴史的な大転換を迎えています。今、世界では何が起きていると考えていますか。 内田 今起きているのは「近代の危機」だと思います。近代市民社会の基理念は「公共」です。その「公共」が危機的なことになっている。 ホッブズやロックやルソーの近代市民社会論によると、かつて人間は自己利益のみを追求し、「万人の万人に対する闘争」を戦っていた。この弱肉強の「自然状態」では、最も強い個体がすべての権力や財貨を独占する。でも、そんな仕組みは、当の「最強の個体」についてさえ自己利益の確保を約束しません。誰だって夜は寝るし、風呂に入るときは裸になるし、たまには病気になるし、いずれ老衰する。どこかで弱みを見せたら、それで

    Ereni
    Ereni 2024/07/21
    techno-prudentialismはイアン・ブレマーのAI関連造語(広まらず)。進化抑制すべしなどとは言ってない。内田が反グロに捻曲げ解釈してる/スレッド書いたhttps://x.com/eleninumber5/status/1816116051647816104
  • 「脱グローバリズム宣言」 - 内田樹の研究室

    もうすぐ講談社から刊行される『脱グローバル論  日の未来のつくり方』(平川克美・小田嶋隆・中島岳志・イケダハヤト・高木新平 ・平松邦夫との共著)の「まえがき」を予告編代わりにアップしておきます。 こんなです。 はじめに 脱グローバリズム宣言 みなさん、こんにちは。内田樹です。 これはシンポジウムの記録ですから、たくさんの方たちの発言が収録されています。全発言者を代表して「はじめに」を書くというのは、ちょっと私には荷が重いのですが、全セッションに参加したのが私と進行役の平松邦夫さんと2人だけでしたので、立場上、ひとことご挨拶を申し上げます。 このチームができた最初のご縁は、平松さんが現役の大阪市長だったとき中之島で開かれた教育関係のシンポジウムでした。平松市長が司会を務めてくださり、鷲田清一大阪大学総長(当時)、釈徹宗相愛大学教授、そして私の4人で「大阪教育」についておしゃべりをしまし

  • 僕らはずっと負け続けている‐鈴木邦男の愛国問答‐マガジン9

    <家庭でも学校でも会社でも、私たちは「どうやって競争に勝つか」を教えられる。あらゆるメディアが「勝つ」方法をうるさく教えてくれる(株式投資で、競馬で、恋愛ゲームで)。それがグローバル資主義社会の風儀らしい> という。内田樹の『昭和のエートス』(文春文庫)を読んでたら、出ていた。そうだよな。努力したからみな、勝てるわけではない。いろんなスポーツで頑張ってやったって、オリンピックに行ける人は、ほんの少数だ。例外的存在というか、奇跡に近いだろう。オリンピックを目指しながら、オリンピックに行けない人は沢山いる。その人たちは「負け」たのかもしれない。そうすると、「負け」た人の方が圧倒的に多いのだ。だから「勝つこと」だけを教えられても意味はない。 何も、僕らはオリンピックを目指しているわけではない。ずっとずっと小さな目標を立てて努力し、生きている。「これは勝ったと言えるかな」と少しは思う時もある。「

    僕らはずっと負け続けている‐鈴木邦男の愛国問答‐マガジン9
  • 第38回 ポスト・グローバリズム時代の構造的危機──内田樹の凱風時事問答舘 「これで日本も安心だ」

    マクロン新大統領がこれからどういう政策を採ることになるにしても、フランスを含めたヨーロッパ全体はすでにアンチ・グローバリズムの流れにあります。これは文明史的な流れですから、一国家の個別的な政策で押しとどめることができません。EUという大きな枠組みはこの後も残るでしょうけれど、それを構成する国民国家がより小さな政治単位に分割されてゆく「地域主義」がこれからの流れになると思います。 イギリスには前からスコットランド独立の動きがあります。ウェールズも独立を志向している。ベルギーは人口1100万人超の小国であるにもかかわらず、地域・言語で6の連邦構成主体に分割され、地域対立があります。イタリアでは豊かな北イタリアが貧しい南イタリアのために税金を払うのは嫌だと言い出して、南北対立が深刻化しています。フランスでも、マリーヌ・ルペンとマクロンでは支持層がはっきりと地域的に分かれました。これは今に始まった

    第38回 ポスト・グローバリズム時代の構造的危機──内田樹の凱風時事問答舘 「これで日本も安心だ」
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