放漫財政、欧州懐疑論、排他主義、そしてナショナリズム。あらゆる火ダネが、いまイタリアに凝縮されている。極左と極右が支える新政権はポピュリズム(大衆迎合主義)に傾き、欧州統合の先行きに再び暗雲をもたらした。浮き彫りになるのは改革すべき構造問題を長年にわたって放置した政治の責任である。伊南部シチリア島の古都ラグーザ。左派色の濃い「五つ星運動」の党首でもあるディ・マイオ経済発展・労働相は6月3日、声
欧州でのポピュリスト勢力の拡大が政治的焦点となるなか、イタリアで3月4日に総選挙が実施され、ポピュリズム政党「五つ星運動」と「同盟」が躍進した。レンツィ前首相率いる中道左派の与党・民主党や、長年政界に君臨しスキャンダルで公職立候補資格停止中のベルルスコーニ氏率いる中道右派のフォルツァ・イタリアなど既成政党は当初予想より大きく後退した。同盟やフォルツァ・イタリアなどが構成する中道右派連合、五つ星
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く