森喜朗元首相は2日、都内のホテルで開かれた鈴木宗男参院議員「叱咤激励する会」に出席。車いすに乗って壇上に上がると古巣・自民党について語った。 来賓として出席した森山裕幹事長、加藤勝信財務相、茂木敏充前幹事長らが見守るなか、森氏は宗男氏に支えられてマイクの前に立った。 まず総裁選で石破茂新総裁を選出されたことに「しばらく党内の混乱が続くと思います」と分析した上で、森山幹事長に触れ「党内を沈める役割をされるにはうってつけの人だ。党の混乱は一時的なことだ。しっかり自民党を立て直して、自民党をお支えいただければと思う」と評価した。 また、森氏はロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いてる問題に言及。これまで宗男氏と長年にわたりかかわり続けた日露問題を総裁選の主要テーマにした候補者がいなかったことには不満を示した。 「これだけのことになっているのに、日本の政治家は(両国の解決に向けて)手を上げな