ロシア正教会、総主教庁と関係断絶=ウクライナ正教会の独立承認に反発 2018年10月16日06時21分 15日、ミンスクで声明を発表するロシア正教会のイラリオン府主教(AFP時事) 【モスクワ時事】キリスト教東方正教会の最大勢力であるロシア正教会は15日、東方正教会最高権威のコンスタンチノープル総主教庁(トルコ・イスタンブール)との関係断絶を決めた。総主教庁がこれに先立ちウクライナ正教会のロシア正教会からの独立を承認したことに反発して取られた措置で、東方正教会の分裂は決定的となった。 ベラルーシの首都ミンスクで開かれた宗教会議で決まった。インタファクス通信によると、ロシア正教会の対外関係を担当するイラリオン府主教は「コンスタンチノープル総主教庁の最近の行動論理がこうした事態を招いた」と非難した。 コンスタンチノープル総主教のバルソロメオス1世=8月31日、イスタンブール(AFP時事) 府主