アイヌ民族「先住民族と認識」7割 内閣府が全国調査、理解進まず (12/22 06:10) 内閣府が22日付で発表した「アイヌ政策に関する世論調査」によると、アイヌ民族を「知っている」は95・3%で、全年代層で9割を超えた。ただアイヌ民族を知っている人のうち、先住民族であることを知っているのは68・3%にとどまるなど、アイヌ民族への理解が進んでいない現状が浮かび上がった。 調査は「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」の国会可決に合わせ、当時の町村信孝官房長官がアイヌ政策を推進する談話を出して5年がたったのを機に初めて実施。10月24日から11月3日まで、無作為に選んだ全国の20歳以上3千人のうち、1745人に面接し回答を得た。 アイヌ民族を知っている人のうち、アイヌ民族が道内や首都圏など全国各地で暮らしていることを知っているのは48%、北海道開拓の過程で困窮化したなどの歴史があるこ