7月1日、タイでは、高利の貸金業者が活発に利用されており、その背景には家計が膨大な債務を抱えているという問題がある。写真はバーツ紙幣。バンコクの銀行で2006年9月撮影(2014年 ロイター/Darren Whiteside) (THAILAND) - RTR1HK1P [バンコク 1日 ロイター] - タイでは、高利の貸金業者が活発に利用されている。その背景には家計が膨大な債務を抱えているという問題があり、クーデターで全権を掌握した軍事政権による経済の再生を難しくしている。 タイ王国軍が5月22日にクーデターを起こした際の大義名分の1つに掲げられたのが、7カ月に及んだ政治の混乱で景気後退の淵に立った経済を立て直す必要があるというものだった。しかし債務問題がどんどん深刻化しており、中央銀行の利下げ余地は乏しい。