ロシアを中心に旧ソ連・東欧に関するニュースや時事ネタを分かりやすく解説します。国際ニュースは意外と面白い! 国際政治・外交 ブログランキングへ プーチン大統領が返り咲いてから1年2ヵ月たち、大統領の支持率は下げ止まり、モスクワなどで増加傾向にあるとの分析結果がロシアの有力シンクタンクから公表された。その一方では、プーチン政権は窮地に陥りつつあるとの見方も出ている。真実はどちらにあるのだろうか? 12日付けの露コメルサント紙(電子版)によると、この分析結果を公表したシンクタンクは「戦略発展センター」(ミハイル・ドミトリエフ所長)。11年春、プーチン政権の支持率が落ち込み、早ければ同年暮れの下院選挙時に危機的状況になると正確に予測した唯一つのシンクタンクである。 ところが、同センターが最近10ヵ月の支持傾向を分析した結果、プーチン氏が2期目の大統領とその後首相を務めた06~10年当時の安定した