ベネズエラの自殺 ―― 南米の優等生から破綻国家への道 モイセス・ナイーム カーネギー国際平和財団特別フェロー フランシスコ・トロ グループ・オブ・フィフティ 最高コンテンツ責任者 Venezuela’s Suicide Lessons From a Failed State Moises Naim ベネズエラの貿易産業大臣、フォーリンポリシー誌の編集長などを経て、現在はカーネギー国際平和財団特別フェロー。スペイン紙エル・パイス主任国際コラムニスト、アトランティック誌コントリビューティングエディターも務めている。 Francisco Toro グループ・オブ・フィフティ最高コンテンツ責任者、カラカス・クロニクルズ(ブログニュースサイト)創設者、ワシントンポスト紙グローバルオピニオン・コラムニスト インフレ率が年100万%に達し、人口の61%が極端に貧困な生活を強いられている。市民の89%が
北朝鮮のもう一つの脅威 ―― 日韓の原発施設に対する攻撃に備えよ ベネット・ランバーグ 元国務省分析官 North Korea’s Other Nuclear Threat: Why We Have More to Fear than Just Bombs Benett Ramberg ジョージ・H・W・ブッシュ政権期の国務省政治・軍事局で政策アナリストを務めた。著書にNuclear Power Plants as Weapon for the Enemyがある。 北朝鮮が日韓の原子力施設を攻撃すれば、何が起きるか。両国の政府はそれに備え、態勢を整えておかなければならない。これは想定外のシナリオではない。中東では建設中の原子炉をターゲットとする攻撃が起きているし、ボスニア紛争でも、インド・パキスタンの対立状況のなかでも、原子炉攻撃のリスクは意識されていた。原子力施設に対する北朝鮮のミサイル
イスラム国の黄昏 ―― 離脱したシリア人元戦闘員たちへのインタビュー マラ・レブキン / イエール大学ロースクール博士課程 、アハマド・ムヒディ / ジャーナリスト Why Syrian are Abandoning the Group Mara Revkin イエール大学ロースクール博士課程。 Ahmad Mhidi シリアのジャーナリストで、隔週誌Ayn al Madiaのエディター。 イスラム国を後にするシリア人戦闘員が増えている。2016年3月だけでも、数百人のイスラム国戦闘員がラッカやアレッポを離れて、戦線離脱したと考えられており、その多くがシリア人だ。離脱後、穏健派の自由シリア軍(FSA)に参加する者もいれば、紛争から離れようと、国境を越えてトルコやヨルダンに向かう者もいる。シリアのイスラム国は、現地社会や地勢などをめぐるインサイダー情報をめぐってシリア人メンバーに多くを依存し
流れは独ロが規定する新ヨーロッパへ ―― ウクライナ危機と独ロの特別な関係 ミッチェル・A・オレンシュタイン ノースイースタン大学教授(政治学) Get Ready for Russo-German Europe Mitchell A. Orenstein ノースイースタン大学教授(政治学)で、政治学部学部長。専門は東・中央ヨーロッパの政治経済。 ヨーロッパでの紛争を回避するために戦後ドイツがフランスとともに西側の枠組みに参加したように、冷戦後のドイツは東ヨーロッパにおける平和的な秩序を支えようと、クレムリンとの強固なパートナーシップの構築を試みた。そしてウクライナ危機が起きた。ヨーロッパとの明確な境界線を引きたいロシアにとっては、クリミアの支配という現状を維持し、ウクライナを不安定化させようと試みるのが合理的なのかもしれない。一方、ドイツは、ロシアとウクライナを直接交渉させる道筋へと向か
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