北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の「秘密資金」が、ほぼ枯渇している-と、米政府系の「自由アジア放送」(RFA)が報じた。国際社会の警告を無視して「核・ミサイル開発」を強行したことが原因のようだ。北朝鮮は、韓国・平昌(ピョンチャン)冬季五輪への参加を決め、南北接近を進めているが、世界の脅威を放棄させるためには、最大級の圧力の維持が必要だ。 RFAは25日、北朝鮮高官につながる中国消息筋の話を伝えた。これによると、正恩氏は「核・ミサイル開発」を、父の正日(ジョンイル)総書記から引き継いだ秘密資金で続けてきたが、膨大な出費でその資金が尽きようとしているという。 北朝鮮の外貨稼ぎを統括する朝鮮労働党39号室は、通貨偽造や、麻薬製造、国際的な保険金詐欺などの違法活動によって、正恩氏に対して年間5億~10億ドル(約543億円~約1087億円)の秘密資金を提供してきたという。 しかし、