英金融専門誌「ザ・バンカー」は2日、優れた中央銀行トップを選ぶ「セントラル・バンカー・オブ・ザ・イヤー2014」賞の世界部門で黒田東彦日銀総裁を選出したと発表した。同賞は、経済安定・成長への貢献などの観点から表彰するもので、日銀総裁が選ばれるのは初めてとみられる。 同誌は、日銀が黒田総裁の下で昨年4月に導入した量的・質的金融緩和を「大胆かつ決定的」と評価。「日銀への信認を回復し、日本経済に自信をもたらした」とたたえた。 黒田総裁は同誌に対し「デフレ克服は道半ば。2%物価目標の達成に向け14年以降も最大限の努力を続ける」とコメントしている。 【関連ニュース】 長期金利は横ばい圏か=市場予想、上限は1%程度-14年 追加緩和の是非、焦点=日銀、2%物価実現へ正念場-14年金融政策見通し 米経済、成長加速へ=雇用・消費回復で-金融緩和「出口」へ始動 年越えのお札、4年連続最高=富士山の23