【タイ】タクシン元首相派のインラク政権は反タクシン派の野党民主党が主導する反政府デモ隊に今月13日からバンコクの主要交差点を占拠され、窮地に陥っている。 タイ警察は大規模なデモを排除する能力に欠ける上、排除を強行すれば、王党派・反タクシン派の影響が強い軍がクーデターで政権を打倒する可能性があり、デモ隊を野放しにしている状態だ。 インラク首相は昨年12月、バンコクでの大規模な反政府デモを受け、下院解散総選挙に踏み切った。タクシン派与党プアタイは2月2日投票予定の下院選で勝利し、事態の収拾を図る方針だが、見通しは暗い。民主党が選挙をボイコットした上、反タクシン派デモ隊が選挙阻止を掲げ、立候補届け出を妨害。反タクシン派寄りとみられる選挙委員会は選挙の延期を繰り返し主張している。こうした状況の中、何とか選挙までこぎ着けても、当選者の数が下院開会に必要な定足数に届かない公算が大きい。 デモ隊の排除も
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く