リビア沖の地中海で移民らの救助に当たるマルタのNGO「MOAS」とイタリア赤十字の船の乗組員ら(2016年11月3日撮影、資料写真)。(c)AFP/ANDREAS SOLARO 【4月24日 AFP】地中海(Mediterranean Sea)で移民らの救助活動を行っている一部の非政府組織(NGO)はリビアの密航業者とひそかに連絡を取り合っていると、イタリアの検察官が地元紙に語った。NGO側は否定しているが、欧州の移民危機への対応で支援団体が果たす役割をめぐる議論に拍車がかかりそうだ。 シチリア(Sicily)に駐在する検察官のカルメロ・ズッカーロ(Carmelo Zuccaro)氏は23日付のイタリア日刊紙スタンパ(La Stampa)とのインタビューで、リビア沖で活動するNGOの一部について「リビアの密航業者と直接連絡を取っていることを示す証拠がある」と証言した。 具体的には、リビアか