ウクライナでは本年7月4日に成立した税制の改正により、8月1日から中古車に対する物品税の税率が引き下げられた。適用期間は2018年の末まで。従来は新車に比べ中古車に高い税率を課していたが、2010年以降に生産された中古車については、ざっくり言って10分の1程度の税率の引き下げとなり、ほぼ新車と同じ課税レベルになった。ただ、それより古い中古車は引き下げの対象外であり、また実質的に個人が外国に行って中古車を持ち帰ってくるような購入形態が想定されている(利用は各人1回のみ)。こうした条件から、実際に中古車市場が拡大するかどうか、専門家の意見は分かれているようだ。なお、「侵略国家」で生産された中古車は制度の対象外とされている。 そんなわけで、細かすぎて一般受けしそうもない話だが、こちらの記事が、上掲のような図を掲載していて便利だったので、この話題に触れてみた次第。 ブログランキングに参加しています
またまた自動車の話で失敬。ウクライナを代表する乗用車メーカーのザポリージャ自動車工場(ウクルアフト社傘下)では、2016年1~6月に乗用車を4台(!)しか生産しなかったことが知られている。しかし、本年5月のこちらのニュースなどで、興味深い動きが伝えられた。ZAZでは、中国のChery(奇瑞汽車)と共同で、ZAZ Slavuta Novaというハッチバックの新型車(上の写真)を開発し、ウクライナ国内だけでなくEU市場にも輸出を目指す、という話だった。年産5万台を想定しており、ユーロ6環境基準への適応、ウクライナでの現地調達比率50%、1万ドルを切る低価格などでEU向け輸出を実現したい、としていた。本件は、ZAZにとても、Cheryにとっても、欧州市場を開拓する初の試みであるとされていた。2017年半ばの市場投入を目指したいというのが、この時点での計画だった。 しかし、最新のこちらのニュースよ
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