アメリカの哲学者ノーム・チョムスキーは、著書「Manufacturing Consent: The Political Economy of the Mass Media」の中でマスメディアによる「プロパガンダモデル」を痛烈に批判し、メディアと権力の癒着や大衆支配の実態を明らかにしました。チョムスキーの考える横暴で巨大な力を持つマスメディア「マシーン」の持つ5つのフィルター(特性)を、アニメーションで分かりやすく解説するムービー「NOAM CHOMSKY - The 5 Filters of the Mass Media Machine -」が公開されています。 NOAM CHOMSKY - The 5 Filters of the Mass Media Machine - YouTube 「プロパガンダ」 北朝鮮、カザフスタン、イランのような国の情勢を伝えるときに使われてきた言葉です。
社会の底辺層はプライドが高く自分が底辺にいることは認めない。むしろエリート階層をバカにする言説が好きで自己正当化する。左翼的な貧困層への支援をするような動きには賛同しない。というような現象を社会学的に分析したのがポールウィリスの「ハマータウンの野郎ども」。学校が勉強を強制するのに対して勉強しない自分を正当化するために勉強ができる子をガリ勉とバカにし、勉強以外の別の価値を見出す。 勉強を強制する学校に反抗して、進学より労働に意味を見出し、自ら底辺層の仕事に就く。 学校は勉強嫌いな子を量産することで底辺労働に人材供給するのに成功しているのだ。彼らは左翼運動に反対して自ら搾取される階級に飛び込む。結果として搾取を前提とする資本主義社会の再生産が継続していく。 こんな本を数十年前に読んだのを思い出した。
紹介(評者・田楽心 Den Gakushin) 原題 著者について はじめに オバマの希望からハランベの死まで 第一章 リーダー不在のデジタル反革命 第二章 逸脱のオンライン・ポリティクス 第三章 オルタナ右翼のグラムシ主義者たち 第四章 ブキャナンからヤノプルスまでの保守文化戦争 第五章 「Tumblr」からキャンパス・ウォーズへ:美徳のオンライン経済における希少性の作り方 第六章 「男性圏」を覗いてみると 第七章 よくいる女、リア充、マスゴミ 結論 「ネタだよ」と言われてももう笑えない 評価(評者・田楽心) お知らせ ★その1 サイト運営者の一人、青野浩の翻訳書が出ます。 ★その2 友人が最近本を出したので、よろしくお願いします。 紹介(評者・田楽心 Den Gakushin) 2016年のトランプ当選を受けて、アメリカ人の多くが、2008年のオバマ当選時との「不可解なギャップ」に首を
はじめに(評者・田楽心 Den Gakushin) 原題 著者について 序論 第一章 ポストモダニズムーー知識と権力における革命 第二章 ポストモダニズムの応用的転回ーー抑圧を見えるようにすること (評者補足)応用ポストモダニズムの各理論について 第三章 ポストコロニアル理論ーー他者を救うために西洋を解体する 第四章 クィア理論ーー「普通」からの解放 第五章 批判的人種理論とインターセクショナリティ ーーいたるところにある人種差別を終わらせるために 第六章 フェミニズムとジェンダー研究ーー洗練された単純化 第七章 障害学と肥満研究ーー支援グループのアイデンティティ理論 第八章 「社会正義」の研究方法と思想、第九章 実践の中の「社会正義」ーー理論はいつも、紙の上では良く見える 第十章 「社会正義」イデオロギーの代わりとなるものーーアイデンティティ・ポリティクス抜きのリベラリズム 評価(評者・
安倍政権の黒幕「日本会議」とは何か いま話題の『日本会議の研究』(菅野完著・扶桑社新書)をお読みになったろうか。もしまだなら、ご一読をお勧めしたい。こんなに興味深い本は、そう滅多にあるものではない。 本の内容は書名通り。安倍政権の“黒幕”と噂される右派団体・日本会議とは何かという疑問にわかりやすく応えている。 私も10年前に日本会議を取材した。結果はこの連載でも述べたので覚えておられる方もあるだろう(gendai.ismedia.jp/articles/-/44029)。著者の菅野さんは丹念な取材でそれをさらに掘り下げ、現在の日本会議の姿を赤裸々に描いてみせてくれている。 たとえば一昨年秋にできた「美しい日本の憲法をつくる国民の会」は、新憲法制定を求める1000万人署名をめざす団体だが、一般の人には素性がよくつかめない。 が、菅野さんは単純明快な方法でその素性を暴く。会の共同代表3人のうち
立憲民主党の枝野幸男代表が7月20日の衆院本会議で行った2時間43分に及ぶ内閣不信任決議案の趣旨説明が本になり、扶桑社から出版される。ネット販売大手のアマゾンでは一時、本の予約で1位に。立憲の福山哲郎幹事長は30日の定例会見で「国民に知って頂く機会になる」とアピールした。 枝野氏は趣旨説明で安倍政権を批判し、「憲政史上、最悪の国会になってしまった」「数さえあればなんでもいいという議会、政権運営が進んでいることは到底許されない」などと訴えた。演説時間は、記録が残る1972年以降、衆院で最長だった。 この趣旨説明を聞いていた扶桑社の担当者が「思想信条と関係なく、面白い演説。ツイッター上でも『本で読みたい』という反応がある」として、その日のうちに立憲の党本部に企画を提案。立憲側は「いずれ議事録になり、公開されるものなので構わない」と了解した。 本は「緊急出版! 枝野幸男、魂の3時間大演説『安倍政
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く