沢穂希(33=INAC)や川澄奈穂美(25=同)の“生プレー”が全国で見られる-。なでしこリーグが来季、本格的な“全国進出”プランを始める。 同リーグは16日、三井住友カードとのリーグスポンサー契約締結を発表した。協賛企業は、プレナスに続く2社目。ほかにも3社と交渉継続中で、さらに増える見込みだ。 こうした増収を“原資”に、女子サッカーのさらなる普及を目指す。なでしこリーグには現在9クラブが加盟。その本拠地は、兵庫、東京、新潟、岡山、千葉、埼玉、三重、福岡の8都県。リーグには各都道府県サッカー協会から試合開催を要望する声が殺到。 なでしこ不在地域への遠征費用の負担が課題だったが、協賛企業の増加で、リーグによる“補てん”のメドがついた。田口禎則専務理事(45)は「各都道府県協会との共催という形で何とかしたい。北海道から沖縄までの全国を対象に、どのように選定するか検討に入りたい」と、説明した。