麻也の教え「初戦、負けたら終わり」…五輪男子代表 練習前のボール回しで大津とじゃれる吉田(左)(右は鈴木) 【パッキントン(英国)21日】五輪男子サッカー代表は、選手のみのミーティングを開き、オーバーエージ枠のDF吉田麻也(23)=VVV=がチームメートに“五輪の教え”を説いた。4年前の北京五輪3戦全敗の教訓をもとに、「最初に転んだら、立て直す時間はない」と26日・スペイン戦に全力を尽くすくことを求めた。 北京の過ちは繰り返さない。19日の夕食後、ミーティングルームに集まった選手たちは、吉田の話に耳を傾けた。「大会が始まれば、あっという間に終わってしまう。一戦目に転んだら、立て直す時間はない」。経験者の語る短期決戦のシビアな現実を、年下の選手たちはかみしめるように聞いた。 もともと、関塚監督の要請で開かれた“しゃべり場”。選手たちだけで戦術の細かい確認や、意見を語り合い、その内容をまとめ、