『G.I.ジョー』のアクション・フィギュアといえば、濃い顔立ちに加え関節ジョイント丸出しの、でもどこか男の子の夢をくすぐる出来のちょっと高価なフィギュアであり、トランスフォーマーやゾイドとともに親におねだりして買ってもらった同世代の人間も多いのでは? と察する。 なかでも日本刀にサブマシンガンを装備した忍者キャラ“スネークアイズ”のかっこよさは白眉で、そこから「毛唐に勘違いされたニッポン」の魅力にハマった人間も多かろうと思う。 自分の幼少時の記憶によれば、『G.I.ジョー』のモチーフは米軍兵士とスーパーメカで、たしか当時放送していたアニメでも(比較的)リアリティがあるウォー・アクションだったと記憶している。銃撃、爆発、潜入、脱出、これらのアクトに一喜一憂し、テレビのスイッチを消したあとは親に「おもちゃ買って!」とだだをこねてしまう、そんな舶来の玩具即販番組だった。何のことはない、スタン