自民、公明両党は11日、2011年度予算案と予算関連法案に関し、週明けから修正協議に入る民主、社民両党を、「政策抜きの数合わせ」と一斉に批判した。 民主党が主要政策で意見が異なる社民党と手を組むことは、「菅政権の外交、経済・財政政策の変節を意味する」として、今後の予算審議で厳しく追及する方針だ。自民党には、民主党が社民党を取り込み、予算関連法案の衆院での再可決が可能になることへの警戒感も強い。 自民党の谷垣総裁は11日、都内で記者団に、「菅政権は(昨年12月に)たちあがれ日本に(連立参加・協力の)声をかけ、今度は社民党だ。政権維持のためには何でもいいという姿勢だ」と厳しく指摘した。 公明党の山口代表も横浜市での記者会見で、「(社民党が)連立を解消したのはそれなりの理由がある。(民主党が)数合わせで社民党の協力を求めるということだとすれば、国民が本来望むことかどうか疑わしい」とけん制した。