会期が7/13(日)までとなった「大三国志展」。 7/12(土)に西東京方面に行く用事ができたので、そのついでに寄れれば寄りたい。 以前から読んでみたいと思っていた本に、 福島久雄『孔子の見た星空―古典詩文の星を読む』大修館、1997年 があったのだが、amazonで安く出ていたので早速購入してみた。数日前に届いていたのだが、昨日開封して少し読んでみたら、目から鱗的なことばかりで早く読んでおけばよかったと思った。 たしかに2000年以上もの年月が経っているから、孔子の時と天体の見え方が違っても不思議ではない。「歳差」という天体現象から、北極付近に明るい星(すなわち北極星)が現れるのは、今からたかだか500年ほど前だという。 「論語」為政編にある 「政を為すに徳を以てすれば、譬えば北辰の其の所に居りて、衆星の之に共うが如し」という言葉の「北辰」を「北極星」だと解する現代日本の注釈の誤りを鋭く