古代中国の文章・文物・歴史・研究について。とりあえず漢文(古典漢語)や漢字について徒然なるままに、また学会覚書、購書記録なども記していきます。 今日は出版社に原稿を入稿しに行った。 場所は神保町(w 場所が場所だけに、ついつい寄り道・・・。 久しぶりに、欲しいと思っていた本を買うことができた。 1.東京国立博物館『東京国立博物館図版目録・封泥篇』1998年 中身はほぼ下の本と同じ。この図版目録のよい点は、封泥の縦・横・厚さ、印面の縦・横・厚さ、さらに欠損の有無が記されている点、そして図版では表面・裏面ともに出ていることだ。封泥は、封検にとりつけられ物品の輸送に用いられたり、物品の保管に使用された。封緘のためのもの。したがって、封泥の大きさは、封検の匣(封泥を入れる凹状の箇所)の大きさが分かる。また裏面には確実にひもなわの跡が確認でき、何通りかの結び付け方があることもはっきり分かる。 #忙し