昨日、青山ブックセンター本店で開催されたトークショー、「活字デザイン今昔」に行ってきた。 『日本語活字ものがたり』(誠文堂新光社)の刊行を記念したもの。著者の小宮山さん、対談相手の鳥海さん、司会の川畑さん、映像を扱っていた向井さん。みなお馴染の(?)登場人物。軽妙なやり取り。各々の仕事に突っ込んだことを話されていたが、深い信頼があってこそなせる業ですな。 四角に収める書体デザインと、四角を打ち破って表現する書の話など、興味深かった。
近しいひとが「こぶりなゴシック」の購入を検討しているとのことなので、複数所有していた「こぶりなブックレット」を差し上げることにした。 しまっていたものを引っ張り出したついでに、改めて読んでみた。書体自体とこのブックレットは、うっとりするほど美しい。が、ちょっと気になる点があったので。 「こぶりなゴシック」はその名にもあるように、仮想ボディに対しての字面が小さめに作られている。かつて、仮想ボディいっぱいにデザインされた書体ばかりが流行ったことがあった。そういった書体へのアンチテーゼの意味合いがあるのかは分らないが、控えめながら素直で明るい印象だ。ベタで組めば、そういった印象がそのまま版面の印象となる。 しかし「こぶりなブックレット」では、「詰め組みに適した書体」と繰り返されている。そんなのは全く売りでもないのではないかと思い、かつてはかなり変な気分になった。だって「パラつくから詰める」とい
前の「横倒し」エントリーに関連して。 頁を繰る方向を表すのに「右開き」「左開き」と表すが、どっちがどうなのか、未だに混乱する。用心して調べた上で伝えても、相手にきちんと伝わったのか、非常に不安な気持ちになる。 他によい表現はないものでしょうか。 「右開き」「左開き」は、「みぎあき」「ひだりあき」と読むのをついさっき知った(恥)。「みぎびらき」「ひだりびらき」というのが周囲で通用しているのだけど…。 追記 コメントのところにも記入しましたが、読みについては不確かです。「〜びらき」でもよいのかもしれません。
誌面で横倒しの英数字(など)を用いる場合に、上から下(読み下げ)にするか下から上(読み上げ)にするか。 かつて強く疑問に思う機会が何度かあったのだが、いまは一応の基準が自分の中にある。前の職場で、ボスに「そんなことも知らないのか」と喝破されたから。糞味噌に。 ボス曰く「頁の進行方向を下とみなすべし」。つまり縦組みの本であれば上から下に、横組みの本であれば下から上にということになる。横倒し部分の「重力」と頁を繰る方向が合うので、整合性が取れていると思われる。 ただし表紙周り(特に背)に関しては、その限りではないのかも。ヒラであったり背であったり、中身とは切り離された見え方もあるので(中身と繋がった構造を目指しているけど)。 横組み文化圏の本を眺めると、背の文字は読み上げであったり読み下げであったり、様々だ。ちなみに読み上げ読み下げという言葉は、背の文字に関して用いることが多い。誌面でのケ
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