E-Inkを使った“曲がる時計”を開発したシチズン。省電力とフレキシブル性を売りに、携帯電話やプリペイドカードなど多様な機器への搭載を目指す。 E-Inkの実用化が加速しはじめた。シチズン時計は、E-Inkを表示部に使った設備時計を年末に発売する。同社はE-Inkを、駅の電光掲示板や携帯電話のサブ液晶、プリペイドカードの残額表示などに応用していきたい考え。液晶の“次”を担う表示デバイスの1つとして実用化を進める。 設備時計の商品化を提案したテイ・アイ・シチズン設計本部、開発グループの松本誠二さん(左)と、独自のE-Inkモジュールを開発したシチズン時計の金子靖さん(NHT開発本部技術研究所第五研究室EPプロジェクト開発担当リーダー) E-Inkは、米E-Ink社が発表した電子ペーパーで、独自の「マイクロカプセル型電気泳動方式」で表示する。透明電極と背面電極との間に敷き詰めたマイクロカプセル
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