モリサワ(森澤彰彦社長)はこのほど、今年9月にリリースする新書体を発表した。今年度の新書体は、UD書体の「UD新ゴ コンデンス」をはじめ、デザイン書体の「解ミン 宙(かいみん そら)」、「解ミン 月(かいみん つき)」、「タカリズム」、「トンネル」、明朝体の「秀英初号明朝 撰(せん)」、かなデザイン書体の「ほなみ」、新聞書体の「エムニュースジー」で、計47書体のラインナップとなっている。 「UD新ゴ コンデンス」は、UD新ゴをベースに開発されたコンデンス(長体)書体であり、正体書体をアプリケーションで長体化する際に見られる縦画の細りやカーブの歪みを解消し、それぞれの長体率に応じた最適なデザインが施されており、限られたスペースでも可読性を損なうことなく、より多くの情報の表示を可能にする。 また、デザイン書体には、明朝体のデザインに隷書体ならではの筆法や特長を取り入れた漢字に、それぞれデザイン