ブックマーク / business.nikkei.com (70)

  • 国会中継に見る与太話と馬鹿話の教訓

    国会中継を見るのはいつも骨が折れる。 実態に即した言い方をするなら、見ていてうんざりするということでもある。 あるいは、国会中継は、一般人の視聴に耐え得るコンテンツではない、と言ったほうが正確かもしれない。 実際、私は、これまで、生中継で流れている国会の答弁の様子を、30分間以上集中して視聴できたためしがない。 毎度、10分もたたないうちに忍耐が尽きて、テレビの電源スイッチを押してしまう。 画面がシュッと縮まって黒っぽい平面の中に消える瞬間(あ、ブラウン管時代の記憶です)、いまいましい蚊をたたきつぶした時に似た、かすかな達成感をおぼえる。国会中継に好ましいところがあるのだとすれば、そのポイントだけだ。 質問のヌルさに腹を立てることもあれば、回答する官僚や大臣の言葉の使い方のデタラメさにいらいらすることもある。どっちにしても、30分だとか1時間みたいな単位の時間を、平常心で視聴し続けることは

    国会中継に見る与太話と馬鹿話の教訓
    FutureIsWhatWeAre
    FutureIsWhatWeAre 2018/03/23
    "バカであることそのものは決して致命的な問題ではないのだ。(中略) 問題は、国会が、バカであるにもかかわらず、自分たちのバカさを認めようとしていないことだ。" 本当なんであんなバカが当選してしまうのか
  • 霞が関文学としての森友文書:日経ビジネスオンライン

    今週のはじめに財務省が森友関連文書の書き換えを認める方針(←方針かよ)を発表して以来、世間の空気は微妙に険しくなっている。 論点は多岐にわたるが、ざっと考えて以下のような疑問点が浮かぶ。 改ざんに関与した官僚は何を隠蔽したかったのか。 彼らは、何におびえているのか。 「佐川(宣寿・前国税庁長官)の(国会での)答弁と決裁文書の間に齟齬があった、誤解を招くということで佐川の答弁に合わせて書き換えられたのが事実だと思います」という麻生太郎財務相の説明が示唆している「誤解」とは、具体的に誰のどのような認識を指しているのか。 佐川氏の答弁が虚偽でなかったのだとすると、その真実の答弁と齟齬していたとされる決裁済みの文書の方に虚偽が含まれていたことになるわけだが、その「虚偽」とは具体的に何を指すのか。そして、その「虚偽」と、文書の改ざん部分は整合しているのか。 通常、国会答弁では、質問側が事前に内容を通

    霞が関文学としての森友文書:日経ビジネスオンライン
  • “部活”は尊い。なぜならば

    高校の部活に週休2日以上の休養日が求められることになりそうだ。 まあ、当然だろう。 中日新聞の記事は、この間の事情を 《学校の運動部活動の在り方に関するガイドラインづくりを進めているスポーツ庁の検討会議は二十三日の会合で、これまで「中学校では週二日以上の休養日を設ける」としてきた活動時間の目安について、審議中の原案に、高校の部活動も原則対象として盛り込むことを了承した。》(こちら) という言い方で伝えている。 個人的には、なんの問題もないと思う。 というよりも、長らく現場任せのまま放置されていたブラック部活の実態に、スポーツ庁という官僚組織がはじめてメスを入れようとしている点で、画期的な取り組みだと、積極的に評価するべきなのかもしれない。 一部の体育系の部活が、生徒たちに過酷な練習スケジュールを強要していることは、スポーツ医学的な見地から見て不適切だ……というだけの話ではない。競技力の向上

    “部活”は尊い。なぜならば
    FutureIsWhatWeAre
    FutureIsWhatWeAre 2018/03/02
    今回は運動部嫌いのはてな村では受けそうだ/「部活=部族的活動原理」「内部の人間には制御不能な一個の地獄車」ははは
  • 司令官たちの戦争、僕らの働き方改革:日経ビジネスオンライン

    -略- 塩崎恭久前厚労相は2015年7月の衆院厚労委、17年2月の衆院予算委でそれぞれ、〈厚生労働省自身の調査によりますと、裁量労働制で働く方の労働時間の長さは、平均的な方で比べますと一般労働者よりも短いというデータもございまして、例えば一般の平均的な方が9時間37分働いていらっしゃいますが、企画業務型の裁量労働制の方は9時間16分ということで、約20分短いというデータもございます〉と答弁していた。 -略- と、3年前の国会審議から、一貫して同じデータが引用されていた点を指摘している。 ともあれ、3年間にわたって引用され、議論の基礎となってきたデータ自体が「捏造」とは言わないまでも、明らかな「誤用」ではあったわけで、とすると、これまで積み上げてきた議論の前提自体が崩れてしまう事態は避けられない。 前述のリンクにある日刊ゲンダイの記事では、 《-略- 野党6党が国会内で開いた合同会議では、厚

    司令官たちの戦争、僕らの働き方改革:日経ビジネスオンライン
    FutureIsWhatWeAre
    FutureIsWhatWeAre 2018/02/23
    "自分では愛のムチのつもりで言っているのだと思う。よくある無知のムチというやつだ。" / 鞭は罰 無知は罪 ムチムチは俺好み
  • いま、そこにある恐怖:日経ビジネスオンライン

    今回は、さる国際政治学者がテレビ番組の中で発信したコメントの余波について書こうと思っている。 番組内での発言そのものについては、この数日、様々な場所でさんざんに議論されてもいるので、簡単な紹介にとどめるつもりでいる。 以下、番組を見ていない人のために、国際政治学者の三浦瑠麗氏が、「ワイドナショー」(毎週日曜日午前10時よりフジテレビ系列より放送)の中で「スリーパーセル」について語った部分の書き起こしを引用する。 三浦:もし、アメリカ北朝鮮に核を使ったら、アメリカは大丈夫でもわれわれは反撃されそうじゃないですか。実際に戦争が始まったら、テロリストが仮に金正恩さんが殺されても、スリーパーセルと言われて、もう指導者が死んだっていうのがわかったら、もう一切外部との連絡を断って都市で動き始める、スリーパーセルっていうのが活動すると言われているんですよ。 ※ここで『スリーパーセル 一般市民を装って潜

    いま、そこにある恐怖:日経ビジネスオンライン
    FutureIsWhatWeAre
    FutureIsWhatWeAre 2018/02/16
    "スベらないためにはジャンプしてみせないとおさまらないのがサーカスの実相" / 「そこで話す内容でもなかったというだけ」というコメントがあるが、大勢が見るメディアでの失言を「だけ」で済ますのは矮小化だ
  • 「で、どっちがワルモノなんだい?」:日経ビジネスオンライン

    またしても相撲の話題に触れなければならない。 大変にめんどうくさい。 個人的には、大相撲が直面している問題に、たいした公共性があるとは思っていない。 その点からいえば、この話題は、放置するべきだとも思っている。 しばらく放置して、半年なり1年が経過した時点で、状況の変化を受けてのコメントを提供しておけばとりあえずはOKという、その程度の話題に過ぎない。 ただ、年が明けてからこっち、発端となった暴力事件とは別に、貴乃花親方の理事解任&立候補&落選をめぐる報道が奇妙なぐあいに過熱している。 隠蔽体質の組織 vs 孤高のヒーロー 老害既得権益者集団 vs 若き改革者 という、いつ出来上がったのやら知れない不可思議なアングルの対立図式がQシートの行間に書き込まれた形で番組が進行している。 世間は、醜いこの世の鬼を退治する若き改革の旗手に熱狂しはじめている。 ことここに至った以上、放置してばかりはい

    「で、どっちがワルモノなんだい?」:日経ビジネスオンライン
    FutureIsWhatWeAre
    FutureIsWhatWeAre 2018/02/09
    "考えの足りない素人はおよそ無責任な改善策をドヤ顔で畳み掛けてきがち" ははは
  • ハゲタカとハイエナたちの生態系:日経ビジネスオンライン

    この2年ほど、当たるを幸いに有名人の婚外交渉や私生活上の不品行を暴き立てては、斯界に話題を提供してきたいわゆる「文春砲」が、ここのところ自爆気味に見える。 特に、先週号(1月25日号)で、小室哲哉さんの不倫疑惑を暴露した記事への反発は、これまでにない規模の「炎上」と申し上げてよい騒ぎを惹起している。 今回は、文春砲自爆の話題を蒸し返したい。 蒸し返したいという書き方をしたのは、この炎上騒動がおおむね終息したと判断している読者が少なくないと思ったからだ。 私は、終わりだとは思っていない。 むしろ、始まったばかりだと考えている。 何が始まっているのかは、以下に書き進めるなかでおいおい明らかにしていくつもりだ。

    ハゲタカとハイエナたちの生態系:日経ビジネスオンライン
    FutureIsWhatWeAre
    FutureIsWhatWeAre 2018/01/26
    "雑誌は、編集長のものだ。看板が同じでも、編集長が変わると、誌面はかなり根本的に変貌する。" WillとHanadaの話かと思った
  • ウナギを食べたい人たちの言い訳

    ウナギが不漁らしい。 毎日新聞によれば、 《絶滅危惧種ニホンウナギの稚魚シラスウナギが今期は極度の不漁で、国内外での漁獲量が前期の同じころと比べて1%程度と低迷している。漁は4月ごろまで続くが、このまま推移すれば過去最低の漁獲量となりかねない。--略--》ということのようだ(こちら)。 特に驚きはない。 むしろ、ニュースの第一報に触れて 「当然だろうな」 と思ったというのが正直なところだ。 さらにもう少し率直な感想を述べるなら、私は 「自業自得だよな」 という感慨を抱かずにおれなかった。 「ざまあみろ」 とまでは思わないものの、ニュース原稿の中で不漁を嘆いている関係者に対して、真摯な同情を寄せる気持ちにはならない。 というのも、このニュースは、かれこれ10年以上も前から、様々な立場の人々が異口同音に指摘し、予告し、警告し、懇願し、提言し、あるいは叱責罵倒非難問題提起してきた話題の延長線上に

    ウナギを食べたい人たちの言い訳
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    FutureIsWhatWeAre 2018/01/19
    美味しんぼの激闘クジラ合戦懐かしいな/高田侑「うなぎ鬼」を読むとうなぎ食べる気が減衰するので、これを教科書に載せようぜ
  • タイキックは禊ぎにならないと知るベッキー

    昨年の大晦日は、紅白歌合戦を見なかった。 感想を求めるタイプの仕事の発生に備えて、一応、録画予約はしておいたのだが、その録画も未見のままだ。おそらく、この先も見ることはないだろう。 経験上、1週間以内に再生されなかった録画の99%は一生涯視聴されない。 というのも、録画予約は、録画した番組を視聴するための予備動作であるよりは、放送中の番組をリアルタイムで見ないことを自分に納得させるための手続きみたいなものだからだ。かくして、われら21世紀のテレビ視聴者は、配信されている映像作品を視聴することによってではなく、録画済みの未視聴番組をファイルとして蓄積することで満足感を得る、読まない蔵書家みたいなものに変貌している。この先10年もすれば、録画やファイリングという旧世代による指しゃぶり行動も廃れて、コモディティ化したオンデマンドの動画素材に対して、誰も飢餓と欲望を抱いていないウソみたいにクールな

    タイキックは禊ぎにならないと知るベッキー
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    FutureIsWhatWeAre 2018/01/12
    "人権だの差別だのみたいな学級委員くさいことを言わずに、ドカンと痛快にキモい連中を踏み潰す笑いを発明する人間が、笑いのリーダーになるということだ。" /芸人に限らずこういう考えの人多いよな
  • 汝、退屈を憎むなかれ

    昨年あたりから折にふれて話題になっていた第三次産業の人手不足は、ここへきていよいよ格的な局面に突入してきたようで、もうすぐやってくる来年のお正月は、久しぶりに、休業する店舗のシャッターが目立つ、静かな三が日をわれわれにもたらすことになるかもしれない。 まだ、実際に来てみるまではわからないが、いくつかの新聞記事が伝えている感じでは、今度の正月は、年中無休24時間営業という、この30年ほど当たり前になっていたトレンドが、折り返し点を迎える最初の正月になる雲行きだ。 日経済新聞の電子版は 「さらば年中無休 年末年始、大戸屋や携帯ショップ休業」 という、やや詠嘆調の見出しで、この間の事情を伝えている。 記事によれば、定屋チェーンの大戸屋ホールディングスは、この12月の18日、大みそかと元日に休む店を2倍に増やすことを発表しており、携帯電話販売店にも年末年始に休業日を設ける動きが広がっているの

    汝、退屈を憎むなかれ
  • 沈黙を破る人々、破らせない人々

    アメリカのニュース雑誌、「タイム(TIME)」が毎年発表している「パーソン・オブ・ザ・イヤー」が先日発表され、今年(2017年)の「顔」には、”Silence Breakers”(沈黙を破った女性たち)が選ばれた(参考記事はこちら)。 ちょっとわかりにくいニュースだ。 どういうことなのだろう。 リンク先の記事を読むと、例年、「今年の顔」には、その年に活躍したり話題になったりした特定の個人が選ばれているこの賞に、今年は、不特定かつ複数の「人々」が選ばれたということであるようだ。 なるほど。 概要はわかったが、なんだか釈然としない。 今回のようなケースは異例でもあれば、異質でもある。いくぶん異様ですらある。 異例だからなのか、異様だからなのか、それとも日の読者にとってわかりにくい記事だからなのか、例年は、各メディアに好意的に紹介されることの多いこの「タイム」誌の「今年の顔」のニュースが、今年

    沈黙を破る人々、破らせない人々
    FutureIsWhatWeAre
    FutureIsWhatWeAre 2017/12/15
    "アメリカでいま巻き起こっているセクハラ騒動は、たしかに、奇妙な騒ぎだと思う。 が、私たちの国のメディアは、その奇妙な騒動の手前にさえ到達していない。"
  • ジョン・レノンと日馬富士の共通点

    横綱日馬富士が引退の意向を表明した。 私は、詳しい事情を知らない。 引退を表明したというニュースの見出しを読んだだけだ。 横綱を引退に追い込むことになった状況や、その背景に関しても、他人に向けて開陳するに足る情報は持っていない。 ありていに言えば、私は、この騒動を、余儀なく知らされることになる断片的なウェブ情報として知っているだけで、きちんとした分析や背景を解説した記事は、ひとつも読んでいない。テレビも見ていない。なので、何も知らないと言ったほうが実態に近いだろう。 にもかかわらず、今回は、大相撲の話を書くつもりでいる。 まず、この半月ほどの間、世間を大いに騒がせていたこの日馬富士と貴ノ岩の間に生じた暴力事件について、当欄で取り上げなかった理由を説明しておく。 私は、これまでに当欄において、大相撲関連の話題をテーマに4篇ほど(あるいは5つか6つぐらいあったかもしれない)の原稿を書いている。

    ジョン・レノンと日馬富士の共通点
    FutureIsWhatWeAre
    FutureIsWhatWeAre 2017/12/01
    "相撲の興業を「場所」と呼ぶ習慣はなかなか示唆的だ。なぜなら、場所がなくなった時、われわれは存在できなくなるからだ。(中略) 個人的には、大相撲は一度 nowhere になってみるべきだと思っている"
  • カタキ役のいないW杯

    来年の6月に開催が予定されているFIFA2018ワールドカップ(以下「W杯」と表記)ロシア大会に出場する、32カ国の代表チームが決定した。 大きな話題を呼んでいるのは、イタリア代表が60年ぶりにW杯への出場を逃したことだ。 大変に残念な結果だ。 私は、必ずしもイタリアのサッカーが大好きな観戦者でもないのだが、彼らの敗退には自分でも意外に感じるほど落胆している。 それほど、彼らは特別な存在だった。 サッカーの世界において、イタリアは、強豪チームでもあれば名門チームでもあるのだが、それ以上に、ある種の憎まれ役として決勝トーナメントの舞台には欠かせないキャラクターだった。 佐々木小次郎のいない宮武蔵物語が狙い通りのスリルを演出できず、ダースベーダーの出演しないスターウォーズのエピソードがたぶん観客を魅了できないのと同じように、イタリアが出場しないW杯は、多くのサッカーファンを失望させるはずだ。

    カタキ役のいないW杯
    FutureIsWhatWeAre
    FutureIsWhatWeAre 2017/11/24
    "外国人が適応に苦しむ独特な文化を持つ国の国民であることに奇妙な誇りを抱いていたりはするわけで、このことはこの国で暮らす外国人を結果として大いに圧迫しているに違いないのだ"/確かに/日本賛美の亜種だよな
  • モリカケ問題が沈静化しない理由:日経ビジネスオンライン

    岡山理科大学獣医学部の新設が、認可されることになった。 10月14日、林芳正文部科学大臣が、閣議のあとの記者会見で、学校法人「加計学園」の獣医学部について、文部科学省の大学設置審議会の答申を踏まえ、来年4月の開学を、正式に認可したことを明らかにしている(こちら)。 5月のはじめに、朝日新聞が「総理のご意向」などと記された文書の存在を報じて以来、およそ半年間くすぶり続けてきた問題に、一応の決着がついたカタチだ。 「一応の決着」という書き方をしたのは、手続き上は決着したように見えても、この結果に納得していない人たちがたくさんいるだろうと思ったからだ。 というよりも、納得していない側の陣営が大騒ぎしている中で、それでもなお一方的な形で手続き上の決着を急いだ政府の姿勢に驚いているからこそ、今回、私はこの話題を蒸し返すことを決意したわけで、加計学園問題は、これから先、認可の適正さの問題という当初の設

    モリカケ問題が沈静化しない理由:日経ビジネスオンライン
    FutureIsWhatWeAre
    FutureIsWhatWeAre 2017/11/17
    "問題は、ミスを犯したことではなくて、ミスを認めず改めないばかりか、ミスを指摘する人間を攻撃していることだ"
  • トランプは横田に舞い降りた:日経ビジネスオンライン

    はじめて日を訪問したアメリカの大統領は、1974年に来日した第38代大統領のジェラルド・フォード氏だったのだそうだ。 この時のことは、よくおぼえている。 当時高校3年生だった私は、従兄の運転するクルマの助手席で、大統領の来日が引き起こした交通規制に巻き込まれていた。記憶では、時間にして30分から1時間ほど、首都高速道路の路上で、完全な停車を余儀なくされた。その時、おそらくクルマのラジオかなにかで、自分が巻き込まれている交通渋滞が、大統領の羽田空港から都心への移動に伴う首都高環状線の封鎖に起因するものであることを知って、ひどく腹を立てたのを覚えている。 どうしてあんなにムカついたのかは、いまとなってはよくわからない。 とにかく1970年代の高校生は、アメリカのような国とそのリーダーには、天然の敵意を抱いているものだったのだ。 今回、トランプ大統領の来日の様子を傍観しながら、私は、あの時のフ

    トランプは横田に舞い降りた:日経ビジネスオンライン
    FutureIsWhatWeAre
    FutureIsWhatWeAre 2017/11/10
    "新聞が一国の首相を評するにあたってヘッドラインに持ってくる言葉としては、十分に軽んじた言い方だと思う" 全くだ
  • それが困難な理由を考えてみる

    中のメディアが選挙報道で賑わっている10月24日、日外国特派員協会でひとつの記者会見が開催された。 会見を開いたのは伊藤詩織さんという女性ジャーナリストだ。 彼女は、この18日に、自身が経験したレイプ被害と、その被害事案をめぐる捜査や訴訟の顛末ならびに報道のあり方などなどについて書いた『Black Box(ブラックボックス)』(文藝春秋社)という著書を出版している。 会見では、出版に至った経緯や、日の社会でレイプ被害が無視されがちな現実について語っている(記事はこちら)。 以下、簡単に経緯を振り返っておく。 伊藤詩織さんのレイプ被害は、「週刊新潮」が今年の5月18日号で記事化したことで、大きな話題になった(「デイリー新潮」に載った記事はこちら)。 記事内では、2015年に当時TBSの社員だったY氏が就職相談のために会した20代の女性と性交渉を持ったこと、女性が、薬(デートレイプド

    それが困難な理由を考えてみる
    FutureIsWhatWeAre
    FutureIsWhatWeAre 2017/10/27
    "その、猫のクビに最初に鈴をつける役割を、ほかならぬ当事者である伊藤詩織さん、そして海外メディアの記者諸氏に担わせていることを、自分を含めたメディア関係者は、等しく恥じなければならない。" まさにまさに
  • 品行方正日本企業が堕ちていく

    選挙の話は書きたくない。 私はうんざりしている。 このことだけをお伝えして、今回は別の話をする。 危険運転の話をしよう。 先週から今週にかけて、かなり話題になっていた事件だ。 経緯を振り返っておく。 《神奈川県大井町の東名高速道路で6月、追い越し車線で停車していた乗用車にトラックが追突し、夫婦が死亡する事故があり、県警は10日、乗用車の進路をふさいで停止させたなどとして、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)と暴行の疑いで、福岡県中間市扇ケ浦、建設作業アルバイト石橋和歩容疑者(25)を逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めているという。--略--》(ソースはこちら) いくつかの報道を総合すると、まず、現場から1.4キロ手前の中居パーキングエリアで、枠外に駐車していた容疑者に対して、萩山さんが口頭で注意した。この萩山さんの抗議に逆上した容疑者は、パーキングエリアから出た萩山さんのクルマを

    品行方正日本企業が堕ちていく
    FutureIsWhatWeAre
    FutureIsWhatWeAre 2017/10/20
    "いったい正直で勤勉で優秀な日本のエリートはどこに消えたのだろうか。"/ "熱いうちに打って形を変えられてしまったものが元の姿を取り戻せるものなのかどうか私は金属を扱うことの専門家ではないのでよくわからない"
  • 政治を語る人の通癖:日経ビジネスオンライン

    今週も選挙の話題に触れなければならない。 あまり気がすすまない。 政治まわりの話題の中でも特に選挙の話は、必ずや興奮した人たちを呼び寄せるからだ。 興奮している人たちは、他人と対話をすることができない。 そもそも政治とは、他人との対話を前提とした動作であるはずなのに、なぜなのか、政治に熱意を持っている人の多くは、相手の話に耳を傾けようとしない。 それで、賢い人たちは政治の話をしたがらないのだと思う。 もっとも、賢明な人間が政治の話題を遠ざけているという私のこの観察自体、私の個人的な思い込みに過ぎない可能性はある。 別の見方をする人たちもいる。 政治に熱中している人たちは、政治の話題に無反応な人たちを愚か者だと思っていたりする。 別の言い方をすれば、政治的な考えにとりつかれている人間は、他人を敵と味方に分類する形で世界に対峙しているということだ。彼らにとって、味方にも敵にも分類することのでき

    政治を語る人の通癖:日経ビジネスオンライン
    FutureIsWhatWeAre
    FutureIsWhatWeAre 2017/10/06
    "ある分野について信頼できる専門家が、別の分野ではまるで頼りにならないケースが珍しくない" おだじまん自戒してほしいところでもある
  • 国難は解散したあとに来る

    前回に引き続き選挙の話をするつもりでいる。 とはいえ、現時点で言えることは少ない。 予測なんてとてもできないし、現状分析さえおぼつかない。 それでもあえて選挙についての文章を書こうと思っているのは、主に記録のためだ。 もう少し丁寧に言えば、すべてが終わって結果が出た後に、何が起こっていたのかをあらためて振り返って考えるための材料として、現時点で見えていることを、なるべく見えているままの形で記録しておこうと考えている、ということだ。 一昨日までの状況は、昨日(9月27日の水曜日)になって一変した。 それで、何もかもわからなくなった。 以下、主だった政党別に、状況を整理しておく。 自民党の状況は、一週間前とそんなに変わっていない。 とはいえ、周辺の状況が一変したことで、この先、選ぶべき戦術には、大幅な修正が求められることになるだろう。 そもそも、今回の選挙は、安倍晋三首相の個人的な独走がもたら

    国難は解散したあとに来る
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    FutureIsWhatWeAre 2017/09/29
    「タレント上がり」「タレント崩れ」はなるほどと思う/メガンテ不発はちょっと笑ってしまった
  • 「勝てるから解散」は正しいか

    解散風が吹き荒れている。 9月17日、すなわち今週の日曜日の朝、9時過ぎに目を覚ましてツイッターを立ち上げてみると、解散風は、私のタイムライン上をすでに吹き過ぎようとしていた。なんでもNHKテレビが朝一番のニュースのトップで伝え、朝日新聞の朝刊も一面に掲載していたのだそうだ(こちら)。 第一報をひととおり眺めたのち、私は、 《バックレ解散 トンズラ解散 頬かむり解散 シカト解散 知らんぷり解散》 というツイートを配信した(こちら)。 たいして意味のある書き込みではない。 森友・加計問題の蒸し返し、長期化を嫌ったのだろうな……という凡庸な感想を並べてみたまでのことだ。 この種の脊髄反射コメントを書き込むうえで大切なのは、出来の善し悪しやフレーズとしての完成度よりも、とりあえずはなによりもスピードだったりする。 というのも、この解散にあたって、「バックレ」「トンズラ」「ドサクサ」「自己都合」

    「勝てるから解散」は正しいか
    FutureIsWhatWeAre
    FutureIsWhatWeAre 2017/09/22
    "ああ、なんということだ。それじゃカニングの出番がないじゃないか"